FUJIFILM X100Ⅵ レビュー / 使って感じた28万円の価値 / 良い点・気になる点・作例など

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本記事では、2023年6月29日発売の「FUJIFILM X100Ⅵ」のレビューを掲載します。

先代のX100Ⅴが2020年2月発売なので、本レンズが2024年3月発売ということは「4年越し」のアップデートとなりました。

このカメラの譜系からスタイル・作例と順に紹介していきます。






レビュー動画

▲レビュー動画を作成しました。あわせてご覧ください。


POVスナップ動画

▲X100Ⅵを使用してのPOVスナップ動画です。

只今、作成中です。


X100Ⅵ はどんなカメラ?

譜系をおさらい

X100ⅥはFUJIFILM(富士フイルム)のX100系統の6代目。

APS-Cセンサーを搭載したレンズ一体型カメラです。

X100系統の譜系は以下のとおり。

・FinePix X100:2011年3月発売

・X100S:2013年2月発売

・X100T:2014年11月発売

・X100F:2017年2月発売

・X100V:2020年2月発売

・X100Ⅵ:2024年3月発売(本記事の品)


second,thirdなどの頭文字を取ってS,Tというモデル名になっている。

初代X100は「FinePix X100」という名称でした。

懐かしさを感じる響きですね。




ハイブリッドビューファインダーが大きな特徴

X100ⅥをX100Ⅵたらしめる要素の一つ、「ハイブリッドビューファインダー」

OVF (光学ファインダー)とEVF(電子ファインダー)を自由に切り替えて使用することができます。

また、OVFファインダーの上にEVFを同時表示させる機能もあるので、様々な撮影体験を味わうことができるのもこのカメラの大きな魅力でしょう。

実際にスナップしてみるとOVFでの撮影体験はかなり新鮮に感じると思います。

昔、フィルムカメラで撮影していた頃を思い出します。




スペック

X100Ⅴと比較しながら、主なスペックを紹介します。

X100ⅥX100Ⅴ
撮像素子(センサー)約4020万画素(X-Trans CMOS5)約2610万画素(X-Trans CMOS4)
画像処理エンジンX-Processor 5X-Processor 4
レンズ換算35mm F2 最短撮影0.1m換算35mm F2 最短撮影0.1m
手ブレ補正5軸6.0段分ボディ内手ぶれ補正無し
フラッシュありあり
動画性能6.2K 30p、4K 60p4K 30p
AF(オートフォーカス)被写体検出AF&瞳AF人瞳AF
液晶モニター162万ドットチルトモニター162万ドットチルトモニター
ファインダー約369万ドット電子ビューファインダー約236万ドット電子ビューファインダー
撮影可能枚数310枚(EVF)350枚(EVF)
質量質量521g(バッテリー、SDカード含む)質量478g(バッテリー、SDカード含む)
価格(定価)約28万円約16万円


センサーとエンジンが新しくなったのね。
手ぶれ補正機能も搭載されているわ。

4020万画素のセンサーと最新のエンジン、
X-T5並のスペックになったね。

動画機能も強化された反面、ちょっと重くなって
価格も高くなったんだ。

きっと円安の影響も大きいのよね。
28万円は結構な値段だわ。

中古市場も定価以上の金額になっているからね。
これからFUJIFILMのカメラはこういう路線になるのかも。
自分に適したカメラをしっかりと見定めたいね。



進化した点、その反面犠牲になった点、両方とも見て取れると思います。

性能が向上した分、重量にダイレクトに影響していますね。

手に持った時、確かな重さを感じます。

この重さをちょうどよいと感じるか、ストレスに感じるかで、X100Ⅵに対する評価が分かれるとも思われます。



スナップシューターというとリコーのGRⅢが思い浮かびますが、本カメラとはコンセプトが異なるものだと考えた方がよいでしょうね。

X100Ⅵは、やはりファインダーを覗いての「撮る楽しみ」にアプローチしたカメラであり、より写真を撮っていることを強く意識させてくれるカメラです。


外観

正面
とても美しいです

背面

上から
ダイヤル類は右側に集約されている

左側面
フォーカスの切り替えスイッチ

右側面 マイク・HDMI・USB-C



底部
バッテリー・SDカードスロット

ストロボ(内蔵フラッシュ)


元箱






X100Ⅵの良いところ3点

良い点① 最新のイメージセンサー・画像処理エンジンを搭載

・約4020万画素のイメージセンサー(X-Trans CMOS5 裏面照射型)

・画像処理エンジン XProcessor 5


4020万画素の高画素を生かした「デジタルテレコン」が大きな魅力です。

50mmで2,000万画素、75mmでも1,000万画素で撮影することが可能。

レンズ交換が出来ないカメラだからこそ、この高画素化が生きています。

▼デジタルテレコンを使うとこんな倍率で撮影できます。

テレコン無し


テレコン1段階 50mm


テレコン2段階 75mm





良い点② 受け継がれるクラシカルなデザイン

クラシカルと呼ぶべきか、レトロと呼ぶべきか定義はさておき、それにしても綺麗にまとまったデザインです。

シリーズを通じて受け継がれる、飽きのこない良さがあります。

正直、このデザイン性がこのカメラを所有したくなる一番の理由なのかもしれません。

カメラのひとつの完成形がここにありますね。





良い点③ 内蔵フラッシュ・内蔵NDフィルターと便利なものが備わっている

最初は不要だと思っていても、やっぱりあると便利だと思うもの、そう「内蔵フラッシュ」です。

私はX-S10 / S20 でその恩恵にあずかってきて、とても便利だと感じてきました。

レンズ交換できないこのカメラだからこそ、余計なオプション品を取り付けるのではなく、内蔵にしておいてもらえて良かったと思います。



内蔵NDフィルターも同様です。

この綺麗にまとまったカメラにフィルターなどをあれこれ付けることを想像できないんですよね。

というのも、フィルターを付けるにはさらにアダプターが必要になるというのが辛い。

ちょっとスタイルが変わってしまいそうで、付けたくないですよね、、。

▲こちらがそのアダプター。

プロテクトフィルターやNDフィルターを装着する際に必要になります。





X100Ⅵ の改善して欲しいところ3点

改善してほしい点① 三脚穴とバッテリーの蓋が近すぎる


私はどのカメラの三脚穴にも、ピークデザインの「スタンダードプレート」を付けています。

三脚・ジンバルへの取り付けをシームレスに行うためです。


カメラ用ベースプレートにはピークデザインの「スタンダードプレートPL-S-3」がおすすめ!
本記事ではピークデザインのカメラ用ベースプレートを紹介します。沢山のプレートが安価で手に入る中、本製品のどこに利点があるのかを順に解説していきます。プレート選びの参考にご覧ください。


X100Ⅵでも活用したいところですが、三脚穴のところにプレートを取り付けると、バッテリーの蓋に干渉してしまい開閉できません。


ここにはバッテリーとSDカードが収納されているので、取り出す度にプレートを外すことになってしまいます。

これはちょっと現実的な運用ではないので、X100Ⅵにはプレートを常用するべきではなさそうです。

もともとそういう使い方をメインに想定されているカメラではないのでしょうね。

三脚やジンバルでの使用を考えている方はご注意ください。



改善してほしい点② OVFのビューファインダーの開閉が気になる

X100Ⅵの特徴でもあるOVFとEVFの切り替え。

ハイブリッドビューファインダーを搭載しています。

撮影手順を選択できるのは嬉しいのですが、切り替えの度にファインダーのカバーが「カチャッ」と閉じる仕様になっています。

また、電源ON/OFF時やメニュー操作時にも開閉動作が発生し、その頻度がちょっとストレスに感じました。

できれば開いたままか、閉じたまま、という風に固定できればありがたいです。



改善してほしい点③ ケーブル類の端子がグリップ側にあり、邪魔になる

マイクやHDMI,USB-Cの差込口が右側グリップ側にあるので、写真のようにケーブルを接続したままだと非常に扱いづらい。

これはできれば何とかしてほしかったです。

カメラ自体のデザインが素敵なだけに、残念に思うところです。




X100Ⅵ で撮った作例

静止画

フィルムシミュレーション / PROVIA



フィルムシミュレーション / ノスタルジックネガ


フィルムシミュレーション / REALA ACE リアラエース


フィルムシミュレーション / REALA ACE リアラエース


フィルムシミュレーション / クラシックネガ


フィルムシミュレーション / クラシッククローム


フィルムシミュレーション / アスティア


フィルムシミュレーション / ACROS





終わりに

FUJIFILM X100Ⅵ について紹介してきました。

いかがでしたでしょうか?

果たしてこのカメラに28万円の価値を見いだせるかどうか、これは個人個人で感じ方が大きく分かれるところだと思います。

私も正直、実際に手にして歩いてみるまでは「価格に見合わない」カメラだと思っていました。

しかし、じっくりとOVFを使用して撮り歩いてみるとじわじわと良さを実感することになります。

そうです、撮ることが楽しいカメラなんですよね。

(様々な機能よりも、結局ここが一番大事なんでしょう。)

ここに価値を見出す人にとっては決して高すぎるとは言えないかもしれません。


今後、カメラ市場はさらなる高額化にさらされていくでしょう。

価格に対する自分の価値観をしっかりと持って、楽しいカメラライフにしていきたいものですね。







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