7Artisans 50mm F1.4 ティルト&シフトレンズ レビュー / ジオラマ風・建築物・料理撮影におすすめ!

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カメラとレンズreview/レヴュー
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SONY Eマウントで気軽に使用できる「ティルト&シフトレンズ」が欲しいと思っていました。

そんな折、2024年4月に7匠工からリーズナブルなレンズが発売されたので購入してみました。。

スペックや特徴・作例などを記載していきます。


 

▲新発売のティルト&シフトレンズ、価格は3万円台とリーズナブル。


▲同じ中華メーカーの銘匠光学からはティルト機能のみを備えたレンズが先行で販売されています。
シフト機能が不要であればこちらがより安くて良いかも。




YouTube レビュー動画

▲YouTubeレビュー動画です。

こちらも合わせてご覧ください。




YouTube 作例動画

▲こちらは本レンズを使用したタイムラプス集です。




7Artisans 50mm F1.4 ティルト&シフト はどんなレンズ?

距離感とピントの合う範囲を自在にコントロールできる「アオリ機構」を搭載したレンズです。

ティルトを用いた撮影ではピント範囲を操れるので、ピントの合う範囲を狭くすればミニチュア(ジオラマ)風撮影などに、範囲を広くすれば料理などのテーブルフォトに活用できます。

シフトについては、建築物を歪みを抑えて撮影したい場合に用いられることが多いですよね。




ティルト&シフトレンズと言えば、CANONのTS−Eレンズが代表格です。


これらTS-Eレンズ以外の選択として、7Artisanのレンズは貴重な存在です。

SONY Eマウント、FUJIFILM Xマウント、マイクロフォーサース用、とそれぞれ用意されているので、マウントアダプターを介さずに使用できるのもありがたいですね。




主要スペック

対応マウントEマウント(フルサイズ・APSC)
焦点距離50mm(35mm換算50mm)
明るさF1.4
最短撮影距離0.5m
フィルター径φ46mm
長さ39.8mm
質量364g

ちょっと特殊なレンズみたいね。

開放F値は1.4なのが魅力的だわ。

そうそう、ティルト&シフト以外にも、

明るい標準単焦点としても使用できるよね。

質量を364gに抑えているのはいいわね。

重くなると持ち出さなくなっちゃうもの。

だよね。
特徴のあるレンズだからこれ一本で撮影に行くことは

少ないだろうから、軽いというのは絶対条件だと思うよ。

 

外観

四角形の台座の上に丸いレンズ部分が乗っている



正面より、フィルター径は46mm




ティルト機構はネジを緩めて調整する




シフト機構はこの突起を下げ、ずらした後凹凸をはめて固定する




SONY α7Ⅳ につけてみると

独特のスタイル、四角の台座の主張が強い




正面より




俯瞰で見るシフト機構



7Artisans 50mm F1.4 ティルト&シフト の良いところ

良い点① リーズナブルな価格

前述しましたが、本レンズは新品を3万円台で購入できます。

これがどのくらい安いのか、定番となっているCANONのTS-Eレンズと比べてみます。



TS-Eレンズは17,24,50,90等、いくつかラインナップがありますが、いずれも20万円以上になっています。


特徴が強く、用途が限定されるレンズなので、数十万円を投資するのはなかなか勇気が必要ですよね。

その点、本レンズであれば3万少々で手に入るので、購入のハードルもだいぶ下がります。




良い点② 非現実的な表現を追求できる

極薄のピント面を活用し、ちょっと非現実的な世界を切り取ることができます。

目にした場面のある一部分だけにフォーカスするような、物語的な写真。

普段の街がまた一味違って見えて新鮮です。





7Artisans 50mm F1.4 ティルト&シフト のイマイチな点

イマイチな点① : シフトレンズとしての機能を実感しづらい?

▲シフト機構を使用

ビルの歪みが少し抑えられているのが見て取れる。


▲シフト機構未使用

シフトを使用ぜずに撮った一枚。
上がすぼまった形で、歪みが強調されている。


50mmなので、そもそも歪みが小さいということもありますが、シフトレンズとしての効果があまり強くないかな?と感じました。

この2枚を比較して、いかがでしょうか?
多少、2枚目の方が建物の歪みが少なく、まっすぐに見えますが、ちょっと効果は微妙な感じでしょうか。

このあたりも、もっと広角のレンズだとわかりやすいのかもしれませんね。




イマイチな点② : もう少し画角が広い方がいいかな

私は主にミニチュア的に街を俯瞰して撮りたいので、もう少し画角が広い方が好きです。

35mmあたりがラインナップに加われば嬉しいですね。






作例

静止画作例

展望室からのミニチュア風夜景
川の縁の辺りにピント面があり、離れるほどに大きなボケとなっている



高低差を少なくし、交差点を撮影
人を入れるとミニチュア感が強くなる




ストリートスナップの目線で撮っても面白い
どこのピントを置くかで、様々な表現ができる




開放F1.4の明るさなので、夜でも無理なく撮影できるのが利点








あとがき

7Artisans 50mm F1.4 ティルト&シフトレンズ について記載してきました。

いかがでしたでしょうか。

ティルトシフトレンズというと、特殊な撮影を行うフォトグラファーのためのレンズというイメージがありますが、もっと軽い気持ちで遊んでみてもいいよね?という感じで使用してみました。

実際、サイズ的にも価格的にもとっつきやすいレンズですので、気になっている方は迷わずお求めになってもいいのでは?と思います。

この手のレンズは不要になってもフリマサイト等で良い値段が付きますし、一定の需要が常にあるので容易に売却できるでしょう。

私もずっと持ち続ける覚悟でレンズを購入しているわけではなく、結構柔軟に入れ替えていければと考えています。

そんな考えで、今後も様々なレンズをご紹介していきたいと思います。

このレビューが参考になれば嬉しいです。

ご覧いただきありがとうございました。



▲動画撮影に使用する場合、可変NDフィルターは必須です。
安価なものでも支障ないので、あわせて購入しましょう。






▼SONY フルサイズEマウントのレンズレビューまとめです。
実際に使用してみて、作例とともに紹介しています。

SONY Eマウント フルサイズα用 定番 & おすすめレンズ紹介 / 随時更新
本記事ではSONY Eマウントレンズの中で、私が実際に使ってみたレンズを紹介します。どのようにレンズ群を揃えていけば良いか色々と迷いますよね。作例を載せて紹介しますので、選択の助けになれば幸いです。詳しい内容はそれぞれのレンズ紹介記事をぜひご覧ください。

 

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