2021年3月に発売された本レンズ、SIGMA「Contemporary」ラインに位置づけられているレンズです。
上位ラインの「Art」の下に位置する「Contemporary」。
「Art」に比べて画質が劣るのか?と言われると、一概にそうとも言えないようです。
特にこのレンズを使用すると「Contemporary」だから、という括りはあまり意味を持たないのかも、と考えたくなります。
それでは、本レンズの魅力について、外観・作例等を通して紹介します。
SIGMA28-70mm F2.8 DG DN はどんなレンズ?
軽量コンパクトな大口径標準ズームレンズ
解像力の高さで定評のあるレンズですが、そこに「軽量コンパクト」という付加価値が大きく乗っかっているのがこのレンズ。
数値的なものは後述していきます。
まずはこのサイズ感の良さに注目してもらえたらと思います。
主要スペック
対応マウント | SONY Eマウント(Lマウント対応もあり) |
焦点距離 | 28-70mm |
明るさ | F2.8 |
最短撮影距離 | 0.19m(W)〜0.38m(T) |
最大撮影倍率 | 1:3.3(W)〜1:4.6(T) |
手ブレ補正 | なし |
フィルター径 | φ67mm |
最大径 | φ72.2mm |
長さ | 103.5mm |
質量 | 470g |
良い点はF2.8通しってことね。
フィルター径が67mmって小さいわね✨
そうだね、大三元レンズで67mmってのは素晴らしいよね。
フィルターも大きいと値段も高いのよね。
経済的だわ。
レンズ自体もリーズナブルだから、総じてコスパの高いレンズだね。
外観
SONY α7SⅢ につけてみると
SIGMA28-70mm F2.8 DG DN の良いところ
良い点① F2.8通しの明るさ
本レンズはいわゆる大三元レンズと呼ばれるものの一つです。
広角端から望遠端までF2.8を実現しています。
ズームレンズは一般的に広角側は明るいが、望遠側になるにつれて暗くなるのが一般的。
上の写真は70mmの望遠端F2.8で撮影したものです。
明るいレンズなのでもう少しiso感度を下げることも出来ましたね。
夜間撮影時も撮影の幅が広くなります。
良い点② 軽量コンパクト
本レンズの最大のウリはこの点だと考えます。
もちろん画質の良さは大切で、その点でも素晴らしいレンズです。
ただ、どんなに良い写りをするレンズでも「常用できなければ」意味がありません。
「常用できる」とは、つまり「持ち運びが苦にならない」ということです。
470gの軽量標準ズームレンズ、今の所このレンズが最も携帯しやすいレンズだと思います。
SIGMA28-70mm F2.8 DG DN のもう少しなところ
改善して欲しい点① : 手ブレ補正がない
残念ながら手ブレ補正は搭載されていない。
これは多くの大口径標準ズームレンズに共通することなので仕方ないことです。
望遠端も70mmなので、ボディ側の補正機構だけでも十分対応できるでしょう。
欠点とは言えないほどの項目ですが、一応記載しておきます。
改善して欲しい点② : ズームリングを回す方向が反対
これは地味に残念なところ。
SONY純正レンズやタムロンレンズは、ズームする際に「時計回り」にズームリングを回します。
ところがSIGMAは「反時計回り」に回します。
撮影の際、この違いをしっかりと頭に入れておかないと、一瞬遅れてしまうことがあります。
慣れで解決できるでしょうから、時間と努力の問題ですね。
作例
静止画作例 (すべて撮って出し)
あとがき
SONY Eマウントレンズ 「SIGMA28-70mm F2.8 DG DN」についてレビューしてきました。
最も使用頻度の高いであろう「標準ズームレンズ」有力候補のこのレンズ。
携行性では他のレンズよりも頭一つ抜きん出た存在となっています。
今後は、ライバルとされる「TAMRON 28-75mm f2.8 di iii vxd G2」との比較も行ってみたいと思います。
購入にあたっての参考になれば幸いです。
この度もご覧くださりありがとうございました。
▼SONY Eマウントおすすめレンズをまとめた記事です。
▼こちらは便利ズーム「TAMRON 28-200mm F2.8-5.6 Di Ⅲ RXD」のレビューです。よろしければご覧ください。
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