TTArtisan Tilt 35mm f/1.4 C レビュー / ミニチュア風撮影入門にはこのチルトレンズ!

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2025年6月、APS-C・マイクロフォーサース用の新しい「チルトレンズ」が発売されました。

安価でお求めやすいので、初めてのチルトレンズにおすすめです。

それではスペックや特徴・作例などを記載していきます。


 

▲新発売APS-C用のティルト&シフトレンズ、価格は約3万円とリーズナブル。




YouTube レビュー動画

▲YouTubeレビュー動画です。

こちらも合わせてご覧ください。







TTArtisan APS-C 35mm F1.4 Tilt はどんなレンズ?

レンズの軸を傾ける「アオリ機構」を搭載しており、ピント面を自在に操ることができるレンズです。

ピント範囲は狭めたり・広くしたりすることが可能で、それによりミニチュア撮影からテーブルフォトまで、用途別の使い方が可能となります。

私は主に街風景のミニチュア撮影用に使っています。




ところで、ティルト&シフトレンズと言えば、CANONのTS−Eレンズが定番ですね。


これらTS-Eレンズはフルサイズのプロユースでもあり、かなり高額です。

趣味用途ではなかなか手を出しづらい金額なので、第二の選択として「TTArtisan」は有力な候補になりそうです。

各社のマウント対応品がそれぞれ用意されているので、マウントアダプターを介さずに使用できるのもありがたいですね。




主要スペック

対応マウントSONY-E/FUJI-X/Canon-RF/NIKON-Z(APS-C)、マイクロフォーサース
焦点距離35mm(35mm換算54mm)
明るさF1.4
最短撮影距離0.35m
フィルター径φ52mm
長さ63mm
質量338g

APS-C用だから小さいのね。

開放値は1.4ね。

そうだね、明るい標準単焦点としても使用できそうだね。

普通に撮ったり、アオり撮影したりと、選べるのがいいわ。

そうだね、そして動画撮影も結構面白かったよ。
試してみてね。

 

外観

形はほぼ円筒形ですっきりデザイン



正面より、フィルター径は52mm




ティルト機構はこのネジを緩めて調整する






FUJIFILM X-S20 につけてみると

一般的な標準単焦点レンズのような外観




上方向にアオるとピント面が狭くなる(ミニチュア風)
反対に下方向にすればピント面は広くなる(テーブルフォトなどで使用)




俯瞰



TTArtisan APS-C 35mm F1.4 Tilt の良いところ

良い点① リーズナブルな価格

前述しましたが、本レンズは新品を3万円程度で購入できます。

この安さは、フルサイズのCANONのTS-Eレンズと比べてみると良くわかりますね。



TS-Eレンズは17,24,50,90等、いくつかラインナップがありますが、いずれも20万円以上。


APS-C用の本レンズは約3万円なので、入門用としては最適だと思われます。




良い点② 強力なミニチュア効果

APS-Cセンサー用とはいえ、開放F1.4の大口径レンズです。

ピント面を最も薄くすればこのミニチュア感。

十分な効果を感じることができます。





TTArtisan APS-C 35mm F1.4 Tilt のイマイチな点

イマイチな点 :






作例

静止画作例

展望室からのミニチュア風夜景
川の縁の辺りにピント面があり、離れるほどに大きなボケとなっている



高低差を少なくし、交差点を撮影
人を入れるとミニチュア感が強くなる




ストリートスナップの目線で撮っても面白い
どこのピントを置くかで、様々な表現ができる




開放F1.4の明るさなので、夜でも無理なく撮影できるのが利点








あとがき

TTArtisan Tilt 35mm f/1.4 C についてお話ししてきました。

いかがでしたでしょうか。

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▲以前紹介したこの「ティルト・シフト」レンズと違って、ティルトのみの本レンズはとてもスッキリとしたデザインになっています。

普段はマニュアルフォーカスの標準レンズとして使用し、軸をずらせば極薄のピント面での撮影。

APS-C用なので、フルサイズ用に比べて小さくまとまっているのもありがたいです。

興味を持たれたからは一度手にとってみてください。

このレビューが参考になれば嬉しいです。

ご覧いただきありがとうございました。



▲動画撮影に使用する場合、可変NDフィルターは必須です。
安価なものでも支障ないので、あわせて購入しましょう。






▼こちらは2024年発売のフルサイズ用のティルト・シフトレンズです。

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