NOKTON(ノクトン)フォクトレンダー 35mm F1.2 X-mount レビュー / X-S20とあわせて使っています

カメラとレンズ
カメラとレンズreview/レヴュー
スポンサーリンク


快適に手軽に、そしていつも綺麗に写せる現代のカメラとレンズ。

そんな便利さに少し飽きた時、このレンズを手にしてみるのはいかかでしょうか?

開放では決してシャープには映らない。

マニュアルフォーカスなので、ピント合わせの手間がある。

ゴーストも発生する。

あれ?これってデメリット?それとも撮る楽しみの一要素?

そんなことを考えつつ、本記事ではこのマニュアルフォーカスレンズについて紹介していきます。


 



NOKTON 35mm F1.2 はどんなレンズ?


Voigtlander(フォクトレンダー)ブランドの大口径F1.2MFレンズ

フルサイズ換算で53mm、F1.2という非常に明るいレンズ。

F1.2ではとてもソフトな描写となり、滲みが出るのが特徴。

一方、F1.4まで絞ると一気にシャープさが実感できる。

絞りとフォーカスで様々な表現・楽しみを味わうことができるレンズだと思う。




主要スペック

対応マウントXマウント
焦点距離35mm(35mm換算53mm)
明るさF1.2
最短撮影距離0.3m
最大撮影倍率0.09倍
手ブレ補正無し
防塵防滴無し
フィルター径φ46mm
最大径φ59.6mm
長さ39.8mm
質量196g

明るさと軽さが特徴かな?
気軽に使えそうね。

そうだね。
小型のカメラに合わせたいね。

AFレンズともう一本、みないな
使い方が楽しそう。

楽しみの幅が広がりそうなレンズだよ。
明るいから、ナイトスナップにも重宝するよ。

 

外観

すっきりとしたデザイン



フィルター径は46mm



手の大きさと比較







X-S20につけてみると

バランスが良くて格好いい




クラシカルな雰囲気




小さなカメラに合いますね



NOKTON 35mm F1.2 の良いところ

良い点① 大口径コンパクトの両立

とても明るいレンズなのにこんなにもコンパクト。

APS-C専用ということもありますが、よくぞこのサイズ感におさめてくれたものです。

一日がけのスナップに、2本目のレンズとして忍ばせておくのにも最適です。




良い点② マウントアダプター不要なオールドレンズ、みたいな楽しみ方も

流行りでもありますが、オールドレンズでの表現もまた楽しいものですよね。

ところがオールドレンズはマウントアダプターが必要となるケースが多いですよね。

というのも、私自身カメラとレンズの間にアダプターを入れるのがあまり好きではありません。

それならいっそ、現代のレンズでライクオールドレンズ、って感じでいいのでは?と。

そんな楽しみ方もあって、このレンズを好んで使っています。





NOKTON 35mm F1.2 の改善して欲しいところ

改善して欲しい点 : もう少し価格が低ければ、、

これは単なる希望でしかありませんが、、。

MFレンズですが、現在最安でも6万円以上します。



一方、こちらは定番の「XF35mmF1.4R」。

こちらも現在6万円ちょっとというところです。





どちらのレンズを選ぶか、迷うところですよね。

そして結局2本とも購入するというパターンになりそうですよね。



作例

静止画作例

換算53mm | F1.2 | ss1/3500 | iso160
夕景を開放で撮影。
全体的にフォーカスが定まっていないことにより、逆に懐かしい雰囲気が漂う。




換算53mm | F1.2 | ss1/50 | iso6400
夏祭りでの一枚。
同じくF1.2開放での撮影。
少し離れていても、標識にフォーカスすれば背景はしっかりとボケてくれる。




換算53mm | F2.2 | ss1/3800 | iso160
シャープさが欲しければ、少し絞るだけで一気にディティールが強くなるのも特徴。




換算53mm | F8 | ss1/60 | iso160
F8まで絞って撮影。
くっきりとした描写。




換算53mm | F1.2 | ss1/16000 | iso160
一方、こちらは開放での空。
甘い解像と周辺減光で違った雰囲気を楽しめる。




換算53mm | F1.2 | ss1/125 | iso3200
開放で手持ち花火を撮影。
強い光源でゴーストを出すのも良い。




換算53mm | F1.2 | ss1/30 | iso1250
明るさを生かしてナイトスナップ。
F1.2の強さを感じます。




換算53mm | F1.4 | ss1/3000 | iso160
甘いピントを楽しめるのも、このレンズの良いところ。




換算53mm | F1.4 | ss1/1800 | iso160
ポートレートでも雰囲気があって良い。





換算53mm | F4.0 | ss1/550 | iso160
あいまいなフォーカスを楽しむのもいいですね。





あとがき

NOKTON 35mm F1.2 についてレビューしてきました。

私もまだこのレンズとの付き合いは浅いのですが、使えば使うほど楽しさを発見できるようなレンズだと思わされます。

「写りすぎない」ところを楽しむも良し、フォーカスを駆使し作品創りに使うのも良し、使い方は十人十色。

ぜひ一度手に取ってもらえたらと思います。

このレビューが少しでも参考になれば嬉しいです。

ご覧いただき、ありがとうございました。




▼機材レンタルサービス「GOOPASS」を利用して、購入前にまず試してみましょう。

Xマウントレンズはいずれもレンタル代が安いので、沢山試すことができます。

月々7,480円〜サブスクで入れ替え放題です。







▲FUJIFILM X-S20とあわせて使用してみました。

X-S20の電子シャッターは1/32000の高速シャッターが可能なので、日中ほとんどのシーンでNDフィルターを使用せずに開放で撮影することができました。





▼こちらはXマウントの神レンズ、「XF35mmF1.4 R」のレビューです。

XF35mm F1.4 R レビュー / 富士フイルム Xマウントの単焦点神レンズは評判通りの美しい描写
富士フイルムXマウントレンズの中でも「神レンズ」と呼ばれるこのレンズ。2012年2月に発売されすでに10年以上経過していますが、現在でも根強い人気があります。本記事ではこの単焦点神レンズについて紹介していきます。外観・作例と続けて記載していきます。



▼富士フイルムXマウントのおすすめレンズをまとめています。

FUJIFILM(富士フイルム) Xマウント 定番 & おすすめレンズ紹介 / 随時更新
本記事では、フジフイルムXマウントレンズの中で、私が実際に使ってみておすすめなものを紹介していきます。キットレンズの次に購入する一本を選ぶ際の参考になればと思って書きました。単焦点・ズームレンズ、それぞれ掲載しますので、購入検討の材料になれば嬉しいです。

 

スポンサーリンク

コメント