GODOX(ゴドックス) XPROⅡ レビュー / オフストロボ入門におすすめのコマンダー / 設定・使い方から作例まで

撮影用具
撮影用具review/レヴュー
スポンサーリンク


本記事では、一眼カメラストロボ用のワイヤレスコマンダー「GODOX XPROⅡ」を紹介します。

さて、皆様はフラッシュ(ストロボ)をどのようにお使いでしょうか?

最初はカメラのホットシューに取り付けて使用することが多いと思われます。

この使用方法である程度撮ると、だんだん変化が欲しくなってきますよね。

そして、次に挑戦したくなるのがオフストロボ(ストロボをカメラとは別の所に設置して撮影すること)撮影ではないでしょうか。

ここで紹介する製品は、価格面・使いやすさから入門用に適しているので、最後までご覧いただいて検討材料にしてみてください。



▼2023年6月2日発売。
Ⅰ型からⅡ型に移行し、いくつか便利な機能が追加されました。

※ XPROⅡ-S ← このSはソニー製品対応のSです。

他にも、Cキャノン、Nニコン用があります。

私は、SONY α7Ⅳα7SⅢ でこのコマンダーを使用しており、良好な動作を確認しています。



▼ストロボはこちらの小型のものをよく使用しています。


▼TT350Sのレビュー記事を作成しました。

GODOX(ゴドックス) TT350 レビュー / 初心者におすすめのクリップオンストロボ
本記事では、一眼カメラ用クリップオンストロボ「GODOX TT350」を紹介します。カメラメーカー純正品よりも安価でコンパクト、品質も安定している良品です。ソニー、キャノン、ニコン、フジと4メーカー対応品が発売されています。深くて楽しいフラッシュ撮影の世界、この製品から初めてはいかかでしょうか?




GODOX XPROⅡの概要


主な特徴


1、TTL発光・マニュアル発光可能

2、32チャンネル選択可能

3、見やすい大型液晶ディスプレイ

4、便利なクイックレバー式脱着

5、電源:単3乾電池×2本

6、サイズ 95×62×49

7、重量 93g




外観・付属品

しっかりと緩衝材に包まれて本体が入っています。

日本語説明書も同封されています。


正面より。

画面が大きくて見やすいです。


手の大きさと比較。






クイックレバー式の脱着。





カメラに取り付けた時のサイズ感。




正面から。





設定と使い方

XPROⅡに単3乾電池を2本入れ、電源をONにする

単3乾電池を2本入れます。


本体右側にある電源ボタンをスライドし、電源をONにします。



XPROⅡのチャンネルを設定する

本体右下のMENUボタンを押し、ディスプレイ右上の電波マークに合わせてSETを押す。


ダイヤルを回してチャンネルを設定します。

1〜32まで選べるが、今回は仮に「10」にしてみます。


XPROⅡのグループ・モード・光量を設定する

1、左上のGR「A」のボタンを押す。

2、MODEボタン押し、M(マニュアル)かTTLを選択する。今回は仮に「M」に設定する。

3、ダイヤルを回し、光量を調整する。



使用するストロボ(今回はTT350S)をスレーブモードにし、チャンネル・グループを設定する

右から二番目の「SYNC」ボタンを長押しし、下のダイヤルを回し、

ディスプレイ左下に「S」スレーブマークを表示させ、「SET」を押す。

チャンネル(CH)は仮に「10」に設定しますが、必要に応じて任意のチャンネルを設定しましょう。

右端の「SLAVE」ボタンを長押しした後、ダイヤルで変更できます。

グループは仮に「A」に設定しますが、2つ以上のストロボを使用する場合は、順次B、Cと使用しましょう。

「SLAVE」ボタンを押す毎に切り替わります。


ストロボのモードをXPROⅡで設定したモードに合わせる

「MODE」を押すごとに表示が変わります。

今回は「M」に設定します。



テスト発光を行い、コマンダーとストロボの同調を確認

コマンダー左下の「フラッシュトリガーボタン」を押し、ストロボが発光すれば同調完了です。

※カメラにつけてシャッターを切らなくとも確認が可能です。


これで設定完了です。

実際にカメラに付けて使用すれば、使い方もだんだんわかってきますのでご安心ください。




GODOX XPROⅡの良いところ

クイックレバー方式で着脱が簡単・確実

一般的にストロボのカメラへの固定方法は、固定リングを回して固定するものが多いですが、XPROⅡは「クイックレバー方式」を採用しています。

先代はリング方式だったので、着実な進化です。

このおかげで一瞬で着脱が可能となりました。

外ロケの撮影は一分でも時間が惜しいものです。

便利な機材で少しでも快適な撮影環境を構築したいですね。


大型液晶による高い視認性・快適な操作性

大きな液晶にA〜Eのグループの設定が一覧で表示されます。

個々のストロボの設定が一目で確認できるので、快適に使用することができます。

ボタン配列・メニュー構造もわかりやすいので、説明書を熟読しなくても使いながら慣れることができます。




電池はパナソニックのエネループがおすすめです(私が実際に使っています)

コマンダーはアルカリ乾電池でも使用できますが、ストロボで使用するニッケル水素電池を使い回せばより経済的ですね。

※ストロボ本体で使用する乾電池にはアルカリ乾電池は適しません。

安定的な動作には「ニッケル水素電池」が必須です。

▲こちらはニッケル水素電池「エネループ」と充電器のセット

Panasonic eneloop(パナソニック エネループ)

▲電池4本と充電器のセットはこちら。


▲電池4本のみはこちら。



作例

左前方から簡易ディフューザー越しに発光すると、
model : MASAKO




日中でも夜のような雰囲気に仕上がりますね。
model : MASAKO




背後からあえて光源を見せて発光。
ライブのような雰囲気。
model : MASAKO さん




背後からオフストロボ、前方左前からLEDライトでライティング。
光が作る輪郭が面白いですね。
model : hikaru itahana さん



まとめ

ワイヤレスコマンダー「GODOX XPROⅡ」について記載してきました。

いかがでしたでしょうか?

視認性・操作性の高いコマンダーで、初心者に適した製品だと思われます。

初めてオフストロボに挑戦する方は選択肢に入れてみてはどうでしょうか。


ストロボをカメラから離すと撮影バリエーションが一気に増えますよね。

自然光の美しさに加えて、人口的な光を演出できるようになれば、写真がますます楽しくなることでしょう。

この記事が少しでも参考になれば幸いです。

最後までご覧くださりありがとうございました。







▼Godoxの定常光ビデオライト ML60Bi のレビュー記事です。
バッテリー駆動でとても便利なライトです。

Godox(ゴドックス) ML60Bi レビュー / 初めての定常光キーライトにおすすめの一品
本記事では、定常光ビデオライト「Godox ML60Bi」を紹介します。ライトを購入する時に迷うのが、一瞬の光の「ストロボ」にするか、定常光の「ビデオライト」にするかの選択です。動画撮影を考えているようであれば後者一択と思われます。ML60biは初めてのビデオライトに最適な製品です。検討材料にご覧ください。



▼こちらはSONY Eマウントのレンズレビューです。
主にコスパの良いタムロンレンズを紹介しています。

SONY Eマウント フルサイズα用 定番 & おすすめレンズ紹介 / 随時更新
本記事ではSONY Eマウントレンズの中で、私が実際に使ってみたレンズを紹介します。どのようにレンズ群を揃えていけば良いか色々と迷いますよね。作例を載せて紹介しますので、選択の助けになれば幸いです。詳しい内容はそれぞれのレンズ紹介記事をぜひご覧ください。


 

スポンサーリンク

コメント