XF23mm F2 R WR レビュー / 換算35mmのスナップに最適な小型レンズ

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本記事では2016年10月6日に発売された、FUJIFILM Xマウントレンズ「XF23mm F2 R WR」についてレビューします。

▼Xマウントの23mmというと、少し前にリニューアルされた「XF23mm F1.4 R LM WR 」がありますね。

XF23mm F1.4 R LM WRは重量375gですが、XF23mm F2 R WRは180g、約半分の重量です。

このあたりをどう考えるかが、今回のレンズ選びの要点ですね。


スペック・作例という流れで紹介しますので、どうぞご覧ください。


 

▲フィルター径は43mmと小径





XF23mm F2 R WR はどんなレンズ?

23mm(換算35mm)、27mm(換算40mm)、35mm(換算52mm)

準広角域〜標準域まで、Xマウントにはいくつもの選択肢があります。

その中でも比較的広く写せて、汎用性の高いレンズが本レンズ。

ポートレートからスナップまで、様々な使い方が可能ですね。




小型軽量を活かして、軽快にスナップしよう!

長い時間カメラを持ち歩いていると、カメラとレンズの重量によって疲れが違ってくるんですよね。

実際、重いものを持っていると、終盤に疲れが出てしまうこともあります。

FUJIFILMの小さなカメラと本レンズの組み合わせであれば、どこまでも歩けるような気がする。

実はこれって、最も大切なことなのかもしれない。




主要スペック比較(XF23mm F1.4 R LM WR との比較)

XF23mm F2 R WRXF23mm F1.4 R LM WR
対応マウントXマウントXマウント
焦点距離23mm(35mm換算35mm)23mm(35mm換算35mm)
明るさF2.0F1.4
最短撮影距離0.22m0.19m
最大撮影倍率0.13倍0.2倍
手ブレ補正無し無し
防塵防滴有り有り
フィルター径φ43mmφ58mm
最大径φ60mmφ67mm
長さ60mm77.8mm
質量180g375g

比べてみると、XF23mm F2 って軽くて小さいのね。
気軽に使えそうだわ。

フットワーク重視ならF2が良さそうだね。
防塵防滴もついてる。
でも、F1.4というのも魅力的ではあるよね〜。

XF50mm F1.4 R という銘玉があるわよね。

F1.4で揃えたくなるかも、、。

そうだよね、難しい選択だよ。

でも、僕は軽さ重視でF2にしたよ!

 


外観

先が少し細い形状



フィルター径は46mm



手の大きさと比較
小ささがよくわかりますね




X-S20につけてみると

すっきりとしています




上から




好みの分かれるデザインかもしれませんね。



XF23mm F2 R WR の良いところ

良い点① AFが静か、そして早い

街中でさっとピントを合わせる時、このレンズは静かに正確にフォーカスしてくれます。

F1.4クラスになるとリニアモーター機構でない限り、音と振動が気になるものですが、このレンズは明るさをF2にすることでレンズの玉を小さく抑えている。

リニア機構ではないですが、AFは静かで正確。

小気味よく撮影できるので、スナップが進みますね。





良い点② 比較的安価な価格設定

F1.4モデルと比較すると、このレンズの割安感を感じられます。

▲現在6万円以下で購入することができます。



▲一方、「XF23mmF1.4 R LM WR」は13万円くらいです。

比較してみると、結構違うものですね。

性能と引き換えに、重さ・価格がXF23mmF2の2倍となっています。





XF23mm F2 R WR のもうちょっとなところ

個人的に先細のレンズより、寸胴型が好きではあるが、、

これは完全に個人の好みという前提で聞いてもらえればと。

私的にはレンズは先端からマウント部まで、ほぼ同じ太さの寸胴型がデザイン的には好みです。

凹凸が少ない方がシンプルでしっくりくるんですよね。

ただ、このレンズの場合は、すぼまった形が小型化・軽量化に貢献しているのもわかります。

私のように変なこだわりが強い人以外には、特に目立ったデメリットの無い、隙のないレンズだと思われます。




作例

静止画作例

換算35mm | F2 | ss1/1400 | iso160
まずは開放にて。
F2なのでしっかりとボケます。




換算35mm | F2 | ss1/3000 | iso160
少し被写体と距離を置いても、背景はそれなりにボケますね。




換算35mm | F8 | ss1/250 | iso500
F8まで絞って撮影。
ピントは手前の骨材。




換算35mm | F8 | ss320 | iso160
とっさの状況でも素早いAFのおかげで逃しません。
しっかりとピントが合っている。




換算35mm | F13 | ss1/140 | iso160
F13まで絞ってパンフォーカスにて。
ピント位置は手前1/3あたりのブロックに置いた。
換算35mmならではの広い画角。




換算35mm | F2 | ss1/3800 | iso200
最短撮影距離は0.22m。
不足を感じることはなさそう。




換算35mm | F5.6 | ss1/640 | iso160
50mmではおさまりにくい範囲も35mmだと自然に収められる。
一歩下がるということが少なくなる。




あとがき

XF23mm F2 R WR についてレビューしてきました。

Xマウントの標準レンズの定番「XF35mm F1.4 R」 でしばらく撮影を続けていくと、次第に少し画角の狭さを感じることが増えてきますよね。

そんな時に考えるのが、XF23mm(換算35mm)XF27mm(換算40mm)あたりですよね。

27mm(換算40mm)だとXF35mmと少しキャラクターが近くなってしまうので、差別化を考えるとXF23mmに手を伸ばしたくなります。

27mmにはパンケーキレンズがあるので、そちらも気になる場合は23mm/27mm/35mmと網羅してしまうのも楽しいかもしれませんね。(比較的安価なラインナップが揃っているので、、)

そんなことを考えるのもカメラの楽しみの一つだと思います。

じっくりとレンズ検討を楽しみましょう。

このレビューが少しでも参考になれば嬉しいです。

ご覧いただき、ありがとうございました。







▲FUJIFILM X-S20とあわせて使用してみました。

X-S20の電子シャッターは1/32000の高速シャッターが可能なので、日中ほとんどのシーンでNDフィルターを使用せずに開放で撮影することができます。




FUJIFILM(富士フイルム) Xマウント 定番 & おすすめレンズ紹介 / 随時更新
本記事では、フジフイルムXマウントレンズの中で、私が実際に使ってみておすすめなものを紹介していきます。キットレンズの次に購入する一本を選ぶ際の参考になればと思って書きました。単焦点・ズームレンズ、それぞれ掲載しますので、購入検討の材料になれば嬉しいです。

▲富士フイルムXマウントのおすすめレンズのまとめレビューです。
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