快適に手軽に、そしていつも綺麗に写せる現代のカメラとレンズ。
そんな便利さに少し飽きた時、このレンズを手にしてみるのはいかかでしょうか?
開放では決してシャープには映らない。
マニュアルフォーカスなので、ピント合わせの手間がある。
ゴーストも発生する。
あれ?これってデメリット?それとも撮る楽しみの一要素?
そんなことを考えつつ、本記事ではこのマニュアルフォーカスレンズについて紹介していきます。
NOKTON 35mm F1.2 はどんなレンズ?
Voigtlander(フォクトレンダー)ブランドの大口径F1.2MFレンズ
フルサイズ換算で53mm、F1.2という非常に明るいレンズ。
F1.2ではとてもソフトな描写となり、滲みが出るのが特徴。
一方、F1.4まで絞ると一気にシャープさが実感できる。
絞りとフォーカスで様々な表現・楽しみを味わうことができるレンズだと思う。
主要スペック
対応マウント | Xマウント |
焦点距離 | 35mm(35mm換算53mm) |
明るさ | F1.2 |
最短撮影距離 | 0.3m |
最大撮影倍率 | 0.09倍 |
手ブレ補正 | 無し |
防塵防滴 | 無し |
フィルター径 | φ46mm |
最大径 | φ59.6mm |
長さ | 39.8mm |
質量 | 196g |
明るさと軽さが特徴かな?
気軽に使えそうね。
そうだね。
小型のカメラに合わせたいね。
AFレンズともう一本、みないな
使い方が楽しそう。
楽しみの幅が広がりそうなレンズだよ。
明るいから、ナイトスナップにも重宝するよ。
外観
X-S20につけてみると
NOKTON 35mm F1.2 の良いところ
良い点① 大口径コンパクトの両立
とても明るいレンズなのにこんなにもコンパクト。
APS-C専用ということもありますが、よくぞこのサイズ感におさめてくれたものです。
一日がけのスナップに、2本目のレンズとして忍ばせておくのにも最適です。
良い点② マウントアダプター不要なオールドレンズ、みたいな楽しみ方も
流行りでもありますが、オールドレンズでの表現もまた楽しいものですよね。
ところがオールドレンズはマウントアダプターが必要となるケースが多いですよね。
というのも、私自身カメラとレンズの間にアダプターを入れるのがあまり好きではありません。
それならいっそ、現代のレンズでライクオールドレンズ、って感じでいいのでは?と。
そんな楽しみ方もあって、このレンズを好んで使っています。
NOKTON 35mm F1.2 の改善して欲しいところ
改善して欲しい点 : もう少し価格が低ければ、、
これは単なる希望でしかありませんが、、。
MFレンズですが、現在最安でも6万円以上します。
一方、こちらは定番の「XF35mmF1.4R」。
こちらも現在6万円ちょっとというところです。
どちらのレンズを選ぶか、迷うところですよね。
そして結局2本とも購入するというパターンになりそうですよね。
作例
静止画作例
あとがき
NOKTON 35mm F1.2 についてレビューしてきました。
私もまだこのレンズとの付き合いは浅いのですが、使えば使うほど楽しさを発見できるようなレンズだと思わされます。
「写りすぎない」ところを楽しむも良し、フォーカスを駆使し作品創りに使うのも良し、使い方は十人十色。
ぜひ一度手に取ってもらえたらと思います。
このレビューが少しでも参考になれば嬉しいです。
ご覧いただき、ありがとうございました。
▲FUJIFILM X-S20とあわせて使用してみました。
X-S20の電子シャッターは1/32000の高速シャッターが可能なので、日中ほとんどのシーンでNDフィルターを使用せずに開放で撮影することができました。
▼こちらはXマウントの神レンズ、「XF35mmF1.4 R」のレビューです。
▼富士フイルムXマウントのおすすめレンズをまとめています。
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