富士フイルムXマウントレンズの中でも「神レンズ」と呼ばれるこのレンズ。
2012年2月に発売されすでに10年以上経過していますが、現在でも根強い人気があります。
本記事ではこの単焦点神レンズについて紹介していきます。
XF35mm F1.4 Rはどんなレンズ?
開放F1.4の美しいボケ、印象的な写りが特徴
実際に使用して感じることですが、このレンズはとても印象的な写りをします。
何気ない光にレンズを向けると、そこにある空気を切り取るようなイメージ。
なかなか言葉では形容し難いものですね。
実際に手にとって実感してもらいたいと思います。
発売以来10年にわたって第一線にあるレンズ
このレンズは2012年に発売されて以来、Xマウント単焦点レンズの筆頭として選ばれ続けてきたレンズです。
多くの方が手にとって、その良さを実感し、言い伝えてきています。
このレンズを語らずにはXマウントを語ることはできないでしょう。
主要スペック
対応マウント | Xマウント |
焦点距離 | 35mm(35mm換算53mm) |
明るさ | F1.4 |
最短撮影距離 | 0.28m |
最大撮影倍率 | 0.17倍 |
手ブレ補正 | 無し |
フィルター径 | φ52mm |
最大径 | φ65mm |
長さ | 50.4mm |
質量 | 187g |
開放F値1.4で187gって軽いわね。
私、重いの苦手だからありがたいわ。
だよね、フルサイズの単焦点レンズだと
この軽さはなかなか実現できないよね。
XマウントってAPS-Cセンサーだから、
小さくて軽くて好印象なのよね。
APS-Cで満足できない場面って、実はそんなに無いよね。
僕もスチルだともっぱらFUJIFILMのAPS-C機だね。
外観
X-T5につけてみると
XF35mm F1.4 Rの良いところ
良い点① 軽量コンパクト
とにかく小型軽量なレンズ。
開放F1.4のレンズがこんなに小さいとはありがたいですね。
常にカメラにつけておきたくなるし、ズームレンズを装着している場合でも、いつもカメラバッグにこの単焦点を入れて起きたくなります。
小ささと軽さは正義。
良い点② リーズナブルな価格設定
2022年末現在、最安値で66,000円程度で購入することができます。
新型のXF33mmF1.4 R LM WR が10万円程度なのを考えると割安感があります。
新設計のレンズにこだわらないのであれば、コスパの良い本レンズを使うのも現実的な選択肢でしょう。
XF35mm F1.4 Rの改善して欲しいところ
改善して欲しい点① AFスピードと音の大きさ
これはよく言われていることですが、AFスピードはそんなに早くありません。
と言っても、撮影していてストレスになるというほどでもないです。
一方、AF時の音はちょっとストレスになります。
これは個人差があると思いますが、私は比較的新しい設計のレンズを多く使用している人間なので、AF時に「ガガッ」と音と振動があるのにはちょっと違和感を覚えてしまいます。
とは言え、パワーの強いDCモーターでの駆動が必要なのでしょうから、これは我慢するしかないでしょうね。
新設計の「XF33mmF1.4」はLM駆動となり、AFについては改善されていますね。
改善して欲しい点② レンズキャップが外れやすい
最初からついてくるレンズキャップは、少し引っかかり部分が少ないのか外れやすいです。
薄型のプロテクトフィルターを装着すれば、レンズキャップはあまり出番が無いかもしれませんが、下記のような改良型も発売されていますので参考までに。
作例
静止画作例 (すべて撮って出し)
あとがき
XF35mm F1.4 R についてレビューしてきました。
様々作例を撮ってくると、多くの人に絶賛されてきた理由がわかります。
少し離れて開放で撮った際のボケ感と描写はクセになるほどですね。
小さなサイズも好感が持てます。
このレビューが少しでも参考になれば嬉しいです。
ご覧いただき、ありがとうございました。
▼こちらは本レンズの後継「XF33mmF1.4 R LM WR」 のレビューです。
▼FUJIFILM(富士フイルム)Xマウントのレンズをまとめました。
購入検討の参考にご覧ください。
コメント