XF33mm F1.4 R LM WR レビュー / 富士フイルム X-T5におすすめの大口径単焦点レンズ

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XFレンズの第二章と言われる「大口径プライムシリーズ」。

その中でも最も標準的な画角を持つ本レンズ。

この記事では本レンズの魅力について、外観・作例等を通して紹介します。


 



XF33mm F1.4 R LM WRはどんなレンズ?


新センサー4000万画素対応の推奨レンズ

次世代の描写に対応するべく開発された本レンズ。

X-H2やX-T5に搭載されている「Trans CMOS 5 HRセンサー(約4020万画素)」の性能を引き出すことのできる推奨レンズにもなっている。

神レンズと呼ばれてきた「XF35mmF1.4 R」とほぼ同じ焦点距離を持っており、後継レンズとしての地位にもある。



切れの良さ、シャープな写り

このレンズを使用してまず思ったこと。
開放から切れの良いパキッした写りが得られるということ。

私はどちらかというとふんわりよりも、しっかりとしたシャープな描写を好むので、このレンズの写りにはとても満足。



主要スペック

対応マウントXマウント
焦点距離33mm(35mm換算50mm)
明るさF1.4
最短撮影距離0.3m
最大撮影倍率0.15倍
手ブレ補正無し
フィルター径φ58mm
最大径φ67mm
長さ73.5mm
質量360g

特徴的なのはどこかしら?
重量360gって少し重い?

そうだね、先代のXF35mmF1.4 Rが187gだから、
スペック上ではちょっと重くなってるね。
でもね、実際つけてみるとそんなに重く感じないんだよ。

片手での撮影も問題無かったね。

そうなんだ〜。
まあ、XF35mmと比べるのもちょっと無理があるわね。
スペックも違うわけだし。

スナップ用途でずっと持ち歩いてもストレスは無さそうだよ。
というか、よく勉強しているね。
XF35mmとか知ってるの?

いっつもあなたに聞かされているから、自然と覚えちゃったわよ。
そのうち私のほうが詳しくなっちゃうわね。
このブログも私が管理人になろうかしら。

 

外観

大口径だが比較的コンパクトなつくり




デザインは好印象




フィルター径は58mm




手の大きさと比較してみてください




コンパクト


X-T5 につけてみると

口径とカメラのバランスが良い




ちょうど良い大きさ







片手で持っても苦にならない重量




XF33mm F1.4 R LM WRの良いところ

良い点① リニアモーターによる早くて静かなAF

これはXF35mmF1.4 R からのしっかりとした進化。

先代はギコギコ音がして、AF合焦に時間がかかることも多々。

本レンズは全くストレスなく、素早くピントが合う。


そして、フォーカスブリージングもかなり抑えられており、動画撮影時のピン送りも自然に行うことができる。


良い点② 防塵防滴使用

FUJIFILMのXマウントを使用している方には、街中のスナップ用途の方も多いと思う。

晴れの日だけではなく、雨風雪と様々な条件下で一瞬を探し求めることになるだろう。

カメラ本体が防塵防滴化される傾向の中、レンズが外的要因に弱いようでは心もとない。

本レンズはしっかりとハードな使用に耐えうる構造となっている。



XF33mm F1.4 R LM WRの改善して欲しいところ

改善して欲しい点 : レンズフードが大きい

この純正レンズフード、街で使うにはちょっと大き過ぎかと。

今回の撮影でも、結局使用せずに過ごした。

できればもうちょっと小型のものを付けて欲しい。


作例

静止画作例 (すべて撮って出し)

換算50mm | F1.4 | ss1/125 | iso500
夕方のスナップ、開放でとても良いボケ感




換算50mm | F1.4 | ss1/2500 | iso500
こちらも夕方、被写体が浮き上がるような描写




換算50mm | F1.4 | ss1/5000 | iso125
背景に玉ボケが出るように、開放で花に寄ってみた




換算50mm | F1.4 | ss1/2700 | iso125
最短撮影距離の30cmまで寄って撮影
開放でもしっかりと描写されている




換算50mm | F5.6 | ss1/125 | iso400
F5.6まで絞って撮影
金属とレースの質感が緻密に再現されている




換算50mm | F8 | ss1/125 | iso125
逆光シーンを少しアンダー気味に撮影




換算50mm | F10 | ss1/150 | iso125
さらに絞りこんで遠景撮影
遠景も緻密に写してくれる




換算55mm | F1.4 | ss1/125 | iso1000
明るさを生かしたナイトスナップ
傘をさしたままのワンハンドショット




換算50mm | F1.4 | ss1/125 | iso1250
イルミネーションの玉ボケ




換算50mm | F5.6 | ss1/125 | iso250
最後は車窓より
何気ない景色も素敵に写してくれそうな気がする



あとがき

FUJIFILM Xマウントレンズ 「XF33mm F1.4 R LM WR」についてレビューしてきました。

このレンズ、期間限定でお借りしたものでしたが、比較的長い時間借りていたので、じっくりと使ってみることが出来ました。


おそらく現時点で選ぶXマウント単焦点レンズの中では、本命の一つでしょうね。

近いうちに購入することになるでしょう。

購入したらまたゆっくり追加レビューしてみたいと思います。


この度もご覧くださりありがとうございました。




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FUJIFILM(富士フイルム) Xマウント 定番 & おすすめレンズ紹介 / 随時更新
本記事では、フジフイルムXマウントレンズの中で、私が実際に使ってみておすすめなものを紹介していきます。キットレンズの次に購入する一本を選ぶ際の参考になればと思って書きました。単焦点・ズームレンズ、それぞれ掲載しますので、購入検討の材料になれば嬉しいです。

 

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