本記事では、SOUNDPEATSの高品質イヤホン「Air5 Pro」を紹介します。
2025年3月下旬に発売されたばかりの新製品なので、是非チェックしてみてください。
また、本製品の前モデル「Air4 Pro」、2025年2月に発売されたばかりの「UUイヤーカフ」とのスペック比較も掲載していきます。
それぞれ違いのある製品なので、用途に応じてどれを選択すべきか、参考にしてもらえたら嬉しいです。
▼こちらの製品です。
▼こちらは2025年2月発売の「UUイヤーカフ」
▲YouTubeでのレビューです。
よろしければご覧ください。
SOUNDPEATSとは?

「SOUNDPEATS」はイヤホン製造15年、Amazon・楽天・Yahoo!ショッピング・ビックカメラ・ヨドバシカメラなど、様々な場所で販売を行っている企業です。
累計3,000万台の販売を誇っており、「高音質なイヤホンを一部の人だけでなく、全ての人が日常的に使えるようにする」ということを理想に掲げています。
所在地は昨今のハイテク産業を牽引している「中国の深セン」であり、先進的な製品が日々考案されています。
Air5 Proとは
高音質・低価格を両立した「優等生イヤホン」

パワフルなサウンドと強力なノイズキャンセリングを備えながらも、9,980円という低価格を実現した優等生イヤホンです。
2023年に発売された先代の「Air4 Pro」の後継にあたるモデルで、カナル型らしい没入感のあるサウンドを味わうことができます。
基本スペック(3種比較)
Air5 Pro | Air4 Pro | UUイヤーカフ | |
タイプ | ワイヤレス | ワイヤレス | ワイヤレス |
形式 | カナル型 | カナル型 | イヤーカフ型 |
本体操作 | タッチ | タッチ | 物理ボタン |
ドライバー方式 | 10mmダイナミックドライバー(PU+PEEK) | 13mmダイナミックドライバー | 10.8mm デュアルマグネットダイナミックドライバー |
再生周波数帯域 | 20Hz—40KHz | 20Hz—20KHz | 20Hz—20KHz |
対応コーデック | SBC/AAC/LC3/LDAC/aptX/aptX Adaptive/aptX Lossless | SBC /AAC /aptX /aptX Adaptive /aptX Lossless /aptX Voice | AAC、SBC |
Bluetoothバージョン | Bluetooth5.4 | Bluetooth5.3 | Bluetooth5.4 |
最大持続時間(イヤホン) | 7.5時間 | 6.5時間 | 8時間 |
最大持続時間(充電ケース込み) | 37時間 | 26時間 | 30時間 |
重量(単体片方) | 4.8g | 3g | 4.7g |
重量(充電ケース込み) | 50.3g | 36g | 46.73g |
サイズ(単体片方) | 34.60×19.87×23.50mm | 34.4×24×20.7mm | 27.4×26.7×22.5mm |
サイズ(充電ケース) | 66.88×48.33×26.92mm | 64×24.2×48.3mm | 63.7×49.8×30.6mm |
充電時間(イヤホン) | 1時間 | 1.5時間 | 1.5時間 |
充電時間(充電ケース) | 2時間 | 2時間 | 2時間 |
充電コネクタ | USB-C | USB-C | USB-C |
急速充電 | 10分→2時間 | 対応 | 10分→2時間 |
ノイズキャンセリング | AI適応型(アダプティブ)-55dB | アダプティブアクティブノイズキャンセリング-45dB | 非対応 |
内蔵マイク | 片側3基 | 片側3基 | 片側1基 |
風切り音低減 | 対応 | 対応 | 対応 |
専用アプリPeatsAudio | 対応 | 専用アプリ SOUNDPEATS | 対応 |
防水性能 | IPX5 | IPX4 | IPX5 |
通常価格 | 9,980円 | 8,480円 | 6,180円 |
発売日 | 2025年3月 | 2023年10月 | 2025年2月 |
▲Air5 Proと先代のAir4 Pro、そしてイヤーカフ型の最新モデルを3列表記で比較しました。
カタログ値から読み取れる3種の特徴は以下のとおりです。
●Air5 Pro が優れている点
・再生周波数帯域が最も広い
・最大持続時間の長さ、充電時間の短さ
・ノイズキャンセリングが強力
●Air4 Pro が優れている点
・この中では最軽量
●UUイヤーカフが優れている点
・耳にやさしいイヤーカフ型
・持続時間の長さ
・安価な価格設定
▲それぞれ一長一短ありますが、「Air4Pro」から「Air5Pro」では着実な進化が見えます。
オープインイヤー型の「UUイヤーカフ」と比較すると、やはり「Air5 Pro」の基本性能の高さが見てとれます。
カナル型とオープンイヤー型、それぞれに求められる性能の違いがその理由でしょう。
使い方
接続方法

イヤホンを入れた状態でケースを開くと、自動的に周辺にあるデバイスとのペアリングが可能になります。
表示されたデバイス名「SOUNDPEATS Air5 Pro」を押すだけで接続できます。

一度接続されれば、次回以降はケースから取り出すだけで自動的に接続してくれます。
専用アプリ「PeatsAudio」について

専用アプリを使えば、イヤホンを自分好みにカスタマイズすることができます。
・EQ調整
・ゲームモードなど各種モード
・音声ガイダンスの言語切り替え、音量調節
・タッチコントロールのカスタマイズ
・探す機能
など
このように様々な設定が可能です。

イコライザー調整のメイン画面

プリセットを展開したところ
音楽に適したものを選択してみましょう

▲タッチセンサーの操作割当を変更することも可能。
これはデフォルトの設定です。
使いやすいようにカスタマイズしましょう。

▲私はこのようにカスタマイズしています。
・シングルタップは音量調整
・ダブルタップで曲の移動
・トリプルタップで再生・一時停止
・1.5秒長押しで音声アシスタント
Air5 Pro の良いところ
最新のドライバーによるダイナミックなサウンド

Air5Proは、安価なイヤホンでは不足しがちな低音域がしっかりと響くことでベースラインに厚みと迫力を感じることができます。
その一方で、高音域もクリアにしっかりと聴こえるので、ボーカルの透明感を損なうことがありません。
適正なチューニングがなされている印象で、低音域に中低音が埋もれている感じはありません。
このままでも十分な音質ですが、専用アプリでイコライザーのパラメーターを好みの感じに調整してあげれば完璧かと思います。
最大55dB低減の高性能ノイズキャンセリング

電車内で使用してみると、エンジン音や人の声がとても遠く感じることに気付きます。
周囲が安全な環境であれば、ほぼ自分の世界に没入できるレベルですね。
また、カフェで集中したい時には最適で、人々の会話やお店のBGMも限りなく小さく感じられます。
お気に入りの音楽に浸りたい時、しっかりと集中したい時、どちらの場合でも十分な性能だと思います。
※専用アプリ「PeatsAudio」で4つのノイズキャンセリングモードを切り替えて使用できます。
イヤーチップ3種類付属で、安心のフィット感

音質の良さを引き出すため、ノイズキャンセリングの効果を高めるためには、しっかりと耳にフィットさせることが大切です。
この製品には大きさの異なる3種類のイヤーチップが付属されているので、体格に合わせてちょうどよいものを選択できます。
実はこれはかなり大切なことで、「フィット感」ひとつでイヤホンの良し悪しが決まってしまうということもあるんですよね。
・小さすぎて音質がイマイチに感じる
・大きすぎて長時間使用していると耳が痛くなってしまう
そんなイヤホンに潜むリスクをかなり軽減することができますね。
とてもありがたい配慮だと思います。
Air5 Pro の改善して欲しいところ
外音取り込み機能は風の音に注意
密閉がしっかりしている「カナル型」ゆえに搭載されている機能ですが、風が強い時には少し注意が必要です。
強風の外歩き、地下鉄の風圧を受ける時など、この機能を使用していると「ぼわー」っと不快な音が入ってきます。
風が強い環境下では、この機能は使わない方が良いかもしれませんね。
一週間使ってみての感想
急速充電が便利

元々バッテリー持ちの良いこのイヤホンですが、うっかり充電を忘れていてバッテリー残量0になっていました。
外出前に10~20分軽く充電しただけですが、その日の作業約3時間くらい持ってくれたのには感心させられました。
もちろん満充電ならカタログ値で7.5時間の持続なのですが、もし充電し忘れても、急いで充電すればその日の分くらいは何とかなるのはありがたいですね。
イヤーカフ型との併用がベストかな

没入感の高い本モデルですが、生活する中では必ずしも適さない場面もあります。
通勤時には多少周囲の音が聞こえたほうが安心ですし、かなり長時間使用する場合は、やはりイヤーカフ型の方が楽に感じます。
場面に応じて「カナル型」と「イヤーカフ型」を使い分けるのが最良かと思います。

▲気軽さではオープンイヤー型の「UUイヤーカフ」に軍配が上がりますね。
まとめ
SOUNDPEATSの新製品「Air5 Pro」についてお話ししてきました。
しっかりした低音のダイナミックサウンドと強力なノイズキャンセリング性能、そして1万円を切るコスパの良さ。
バランスの良い製品に仕上がっていると思います。
現実的な高性能イヤホンの選択肢としておすすめできる一品なので、是非一度お試しください。
▲YouTubeでのレビューです。
▼こちらは同じくSOUNDPEATS「UUイヤーカフ」のレビューです。
オープンイヤー型も使いやすいので、是非ご覧ください。

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