本記事では、K&F Conseptのフィルターキット「Nano X Series」の「マグネットNDフィルターキット」を紹介します。
フィルターの中でもNDフィルターは、撮影現場の明るさによって濃度調整が必要となるものです。
場面場面で付け替えることも多く、手間に感じますよね。
その悩みに対する答えが、
1、マグネット式のNDフィルターを使用する
2、バリアブル(可変)NDフィルターを使用する
この2つだと思われます。
私は以前より、後者のバリアブル(可変)NDフィルターを使用してきました。
濃度調整は楽なのですが、写真撮影と動画撮影を切り替える際にはフィルター自体を取り外すことも多く、その手間が大変だと思っていました。
本レビューのマグネット式製品は、その点脱着が容易なので、写真撮影と動画撮影の切り替えをスムーズに行うことができます。
外観・特徴とお伝えしますので、参考にしていただけたら嬉しいです。
▼67mm 磁気レンズフィルターキット GND8+ND8+ND64 +ND1000+磁気アダプターリング 5 in 1 クイックスワップシステム Nano X シリーズ
YouTube動画
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製品概要
K&F CONCEPT とは?
中国のカメラ関係の総合アクセサリーメーカーで、低価格ながら実用的なアイテムを多数提供しています。
ラインナップは三脚・フィルター・バッグなど多岐に渡り、カメラを嗜む人は何かしらK&F製品をお持ちなのではないでしょうか。
▲FUJIFILMのレンズ用にK&FのバリアブルNDを使用しています。
▲雲台も価格と品質のバランスが良く、重宝しています。
キット内容・外観
フィルターポーチに収納されています。
内容物は右下に列記されています。
アダプターリングもちゃんと入っているので安心。
左から、
アダプターリング、ND8、ND64、ND1000、GND8(グラデーション)
フィルターの装着方法
まずは、この薄型のアダプターリングをレンズに装着。
普通のフィルターのように、回して装着します。
とても薄いので全く目立たない。
あとはマグネットフィルターをカチャッと着けるだけ。
簡単に、そしてしっかりと装着できます。
フィルターポーチについて
付属のフィルターポーチ。
ポケットは4つ。
アダプターリングをレンズにつけておけば、キットの4枚はすべて収納できます。
この部分がマグネットになっていて、ファスナーを開けたままでも仮閉じできて便利。
背面にはベルトループとカラビナリング。
作例
ND1000で晴れの日の長秒露光
ND8/64/1000でそれぞれ 3/6/10段分の減光効果を得ることができます。
さらに重ね付けすることでより大きな減光を生み出すことが可能。
こちらはND1000を使用し、日中スローシャッター(63s)での撮影。
ハーフグラデーションNDを使用し、明暗差を軽減
▲普通に撮影するとこのように明暗差が生じるシーン。
空が明る過ぎて、地面が真っ黒になってしまう。
▲ハーフグラデーションの効果で、明暗どちらも表現することができる。
K&F マグネットNDフィルターキットの良いところ
磁力が強いのでしっかりと固定される
マグネットということで強度が少し心配でしたが、実際に取り付けてみて不安がなくなりました。
しっかりと溝にハマる感じ&強い磁力、のおかげで安心して運用できそうです。
薄型なので、ケラレが生じにくい
薄型なのでケラレが生じにくいです。
今回検証に使用したのは「SEL20F18G」。
焦点距離20mmの広角レンズでは問題ありませんでした。
本フィルターは重ね付けして、さらに減光効果を強くすることができます。
広角レンズではケラレが発生することがありますので、重ね付けの場合は28mm程度にとどめておいたほうが良いです。
ND1000の存在感
せっかくNDフィルターを使用するなら、圧倒的な減光の世界も味わってみたいですよね。
ND1000ともう一枚重ねれば、10段以上の減光効果を得ることが可能。
思いきりシャッタースピードを落として、非現実的な表現を楽しんでみましょう。
K&F マグネットNDフィルターキットの改善して欲しいところ
プロテクトフィルターがキットに入っていたら嬉しい
▲マグネット式で取り外しが簡単になれば、NDを外した際にはプロテクトフィルターをさっと付けておきたくなります。
キットに含まれていたらありがたかったですね。
afterword / まとめ
K&F ConseptのマグネットNDフィルターキットについて紹介してきました。
このキットにはND1000が含まれているので、日中の長秒撮影も楽しむことができます。
一方、ND4、ND64、と基本的な段階のNDも網羅しているので、動画用途で使用する方にとっても重宝するキットだと思います。
最初のNDフィルターを検討している方には、良い選択肢だと思いますので、一度お試しください。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。
ご覧くださり、ありがとうございました。
▼こちらは「SONY Eマウントレンズ」のレビュー記事です。
よろしければご覧ください。
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