FUJIFILM X-S10 / 映画の「銀残し」ETERNA ブリーチバイパスの光と影 / photolog vol.40

ストリートスナップ
ストリートスナップphotolog/フォトログ
記事内に広告が含まれています。
スポンサーリンク

お気に入りのスナップシューターFUJIFILM X-S10。
今回はフィルムシミュレーション「ETERNA ブリーチバイパス」の作例です。

従来のETERNAが柔らかい階調なのに対して、このブリーチバイパスはコントラストが高く、暗部はしっかり暗く表現されます。
撮っていると、とても雰囲気のある写真のように感じられます。
路地などを撮るのが楽しくなります。
これは、多用しちゃいそうだな〜。

  

フィルムシミュレーション12種類

▼X-S10 フィルムシミュレーション12種のまとめ記事はこちら

FUJIFILM(フジフイルム)X-S10 フィルムシミュレーション全12種を使ってみた
本記事では、FUJIFILM X-S10に搭載されている12種類のフィルムシミュレーションを紹介します。数ヶ月かけて様々な場所で撮り歩いた作例です。それぞれのフィルムシミュレーションがどんなシーンにマッチするか、眺めながら想像してもらえたら嬉しいです。


X-S10のダイヤルを回すと、以下の順でフィルムシミュレーションが切り替わります。
今回は9番目の「ETERNA ブリーチバイパス」で撮った写真です。
 

●PROVIA / スタンダード
プロ用のリバーサルフィルムのスタンダードタイプ「フジクローム・プロビア」がベース。
多くの方が心地よく感じる色再現を追求し、風景から人物まで、あらゆる被写体に対応するオールマイティなフィルムシミュレーション。

●Velvia/ビビッド
特徴(FUJI抜粋):プロ用超高彩度リバーサルフィルム「フジクローム・ベルビア」がベース。スタンダードな「プロビア」に対し、風景写真家が期待する鮮やかでメリハリのあるイメージカラーが特徴。

●ASTIA/ソフト
ファッション・ポートレート撮影での使用を想定して設計されたリバーサルフィルム「フジクローム・アスティア」がベース。
ソフトで忠実な肌再現と鮮やかな青空や緑の両立を目指しており、扱いやすいフィルムシミュレーション。

●クラシッククローム
全体的に彩度は抑え気味、階調は硬め。青空にはマゼンタを加えずに他のフィルムシミュレーションとは異なる仕上がり。また、緑や赤など他の色も彩度と色相をコントロールし、全体として独特な色合いに仕上げている。
ノスタルジックな雰囲気が漂うようです。

●PRO Neg. Hi
プロ用ネガフィルム「PRO160NH」がベース。
PRO Neg.Stdよりも諧調がやや硬く、屋外など凝ったライティングが出来ないシチュエーションでのポートレート撮影に適している。
フラットなライティング下でも適度な陰影が得られる。

●PRO Neg. Std
プロ用ネガフィルム「PRO160NS」がベース。
諧調と肌色の柔らかさが特徴で、作りこまれたライティングでのポートレート撮影に適しています。
また、ニュートラルな諧調により、撮影後に画像加工を行う際にも最適なフィルムシミュレーション。

●クラシックネガ
ネガフィルム「SUPERIA」をベースとしている。
メリハリのある諧調と、彩度を抑えつつも明部と暗部の色味を変えることで深みを増した色。ハイコントラストで立体的な表現が得られる。

●ETERNA / シネマ
映画用フィルム「ETERNA」がベース。
特定の色が主張しすぎないように彩度はおさえめ、急な白飛びや黒つぶれを防ぐハイエストとディープシャドウの非常に柔らかい諧調により、 “シネマ・ルック “を実現している。

●ETERNA ブリーチバイパス
動画用フィルムシミュレーションETERNAに、多くの映像作家に支持されている “銀残し “のフィルム現像効果を適用。
高コントラストでありつつも彩度は低く仕上げられた画は重厚感があり、ドラマチックな映像の撮影に適している。

●ACROS
 “世界最高の粒状性 ” と称賛されたモノクロフィルム「ACROS」がベース。
豊かなシャドウディテール、高精細なシャープネスに加え、高感度では粒状性が増し、モノクロフィルムのような質感が得られる。

●モノクロ
モノクロ写真のモードです。通常のモノクロに加えて、コントラストを高める「イエロー(Ye)フィルター」「レッド(R)フィルター」、緑色を明るく・赤色を濃く表現する「グリーン(G)フィルター」を使ったように表現意図に合わせた画質調整が可能。

●セピア
時間が経ち色あせた写真を再現したモード。レトロ感やノスタルジックな雰囲気を演出したい場合に適している。

 

snapshot / スナップショット

明暗くっきり、コントラスト高いですね

 

彩度は低い

 

ノスタルジックになりますね

 

色味の乏しいところだと、もはやモノクロの雰囲気

  

 

質感がいいですね

 

 

影の部分がいい

 

  

 

location / ロケーション

久し振りに新潟市古町地区を中心としたスナップです。
折りたたみ自転車でゆっくり回りました。

 

gallery / ギャラリー

 

camera & lens / カメラとレンズ

▲FUJIFILM X-S10 スナップの相棒です。

 

▲標準ズームレンズ XF18-55mmF2.8-4 R OIS
小型軽量のX-S10ボディと相性の良い、小さな躯体が使いやすい。

 

▲ピークデザインの脱着可能ストラップ。
小型カメラと相性がとても良いです。
長さ調整が楽なので、たすき掛け、首下げ、自由自在です。

  

  

afterword / あとがき

このフィルムシミュレーションの色味が、いわゆる「銀残し」というものなのですね。
私には、あまり馴染みのない言葉でした。
今回フィルムシミュレーションを色々試していく過程で、新しい言葉に出会います。
写真を撮るだけでなく、物事を吸収するのも楽しみの一つですね。

今回も見ていただき、ありがとうございました。

 

▼12種類のフィルムシミュレーション作例です。

FUJIFILM X-S10 / 「ASTIA」で春を切り取りました / photolog vol.43
X-S10 フィルムシミュレーション「ASTIA」の作例。リバーサルフィルムの一つを再現したもので、鮮やかだけれども華美過ぎない発色が特徴です。青空のある風景や花を撮ると、綺麗に映える印象があります。今回は桜の季節にスナップした作例です。
FUJIFILM X-S10 / 「PROVIA」で撮った日常 / photolog vol.41
今回はフィルムシミュレーションの中でもベーシックな「PROVIA」の日常スナップです。日々の記録写真でも「記憶色」と言われるPROVIAで写すと特別な景色に変わる気がします。作例としてご覧いただけたらありがたいです。
FUJIFILM X-S10 / Velvia(ベルビア)の色彩 / photolog vol.37
本記事では、X-S10のフィルムシミュレーションの作例を掲載しています。今回は彩度の高いVelviaを使用してのスナップです。PROVIAよりも一段と鮮やかな色彩をご覧ください。
FUJIFILM X-S10 / クラシッククロームのノスタルジー / photolog vol.35
こんにちは。 FUJIFILM X-S10フィルムシュミレーション作例です。 クラシッククロームを使用して、趣のある建物内を撮影してきました。 ノスタルジックな雰囲気をご覧いただけたら嬉しいです。
FUJIFILM X-S10 / 「PRO neg std」で撮るポートレート&スナップ / photolog vol.46
FUJIFILM X-S10 / PRO Neg. Hi(プロネガハイ)で裏原宿スナップ / photolog vol.38
お気に入りのスナップシューターFUJIFILM X-S10。今回はフィルムシミュレーション「PRO Neg. Hi」の作例です。トーンは硬調で、暗部が引き締まるので、メリハリのついた仕上がりになります。参考になればうれしいです。
FUJIFILM X-S10 / クラシックネガの色 / photolog vol.36
フジの代表的なフィルムシミュレーション「クラシックネガ」の作例を動画・静止画ともに掲載します。「クラネガ」というと「写ルンです」の中のフィルムの再現と言われていますが、このマゼンタ気味の発色は独特ですね。また、緑も独自の色合いで表現されています。カスタマイズ無しの色合いをご覧ください。
FUJIFILM X-S10 / ETERNA(エテルナ)でスナップ / photolog vol.39
スナップシューターFUJIFILM X-S10。今回はフィルムシミュレーション「エテルナ」の作例です。映画フィルムを再現した、低彩度・軟調な仕上がりで、雰囲気の良さを感じます。シャドウ部も潰れずに粘ってくれます。シネマ的な写真を残してみたくなります。
FUJIFILM X-S10 / 映画の「銀残し」ETERNA ブリーチバイパスの光と影 / photolog vol.40
映画撮影で用いられた「銀残し」を再現した低彩度・高硬質なフィルムシミュレーションの作例です。従来のETERNAが柔らかい階調なのに対して、ブリーチバイパスはコントラストが高く、暗部はしっかり暗く表現されます。クールな色味の世界をご覧ください。
FUJIFILM X-S10 / モノクロフィルム「ACROS」でスナップ / photolog vol.42
X-S10 フィルムシミュレーション「ACROS」の作例です。モノクロの一種ですが、高精細なシャープネスとシャドウのディティールが得特徴です。陰影が際立つので、印象的な写りになります。
FUJIFILM X-S10 / 「モノクロ」と「ACROS」を比較してみる / photolog vol.47
FUJIFILM X-S10 作例。同じ白黒でも違いが分かりづらい「モノクロ」と「ACROS」を、作例を通して比較します。結論から言うと、「ACROS」の方がコントラストが高く、くっきりと締まった感じがします。それでは作例を通して違いをご覧ください。
FUJIFILM X-S10 / どこか懐かしい「セピア」で撮ってみた / photolog vol.49
FUJIFILM X-S10 フィルムシミュレーションのセピアでの作例です。昔流行った色合い「セピア色」、今使ってみると新鮮さを感じます。作例なのでノートリ・ノンレタッチの写真です。参考になれば嬉しいです。
スポンサーリンク

コメント