FUJIFILMフィルムシミュレーションの中でも特に人気の高い「クラシッククローム」。
少しカスタマイズをかけて日中のスナップに使用しました。
引き締まったシャドウ、渋い発色はストリートスナップに適していますね。
カメラとレンズは「FUJIFILM X-S10 & XF18-55mm F2.8」です。
いつものようにノートリミング、ノーレタッチの写真です。
作例としてご覧いただけたらありがたいです。
フィルムシミュレーション12種類
▼X-S10 フィルムシミュレーション12種のまとめ記事はこちら
X-S10のダイヤルを回すと、以下の順でフィルムシミュレーションが切り替わります。
今回は4番目の「クラシッククローム」で撮った写真です。
1 PROVIA / スタンダード
プロ用のリバーサルフィルムのスタンダードタイプ「フジクローム・プロビア」がベース。
多くの方が心地よく感じる色再現を追求し、風景から人物まで、あらゆる被写体に対応するオールマイティなフィルムシミュレーション。
2 Velvia/ビビッド
特徴(FUJI抜粋):プロ用超高彩度リバーサルフィルム「フジクローム・ベルビア」がベース。スタンダードな「プロビア」に対し、風景写真家が期待する鮮やかでメリハリのあるイメージカラーが特徴。
3 ASTIA/ソフト
ファッション・ポートレート撮影での使用を想定して設計されたリバーサルフィルム「フジクローム・アスティア」がベース。
ソフトで忠実な肌再現と鮮やかな青空や緑の両立を目指しており、扱いやすいフィルムシミュレーション。
4 クラシッククローム
全体的に彩度は抑え気味、階調は硬め。青空にはマゼンタを加えずに他のフィルムシミュレーションとは異なる仕上がり。また、緑や赤など他の色も彩度と色相をコントロールし、全体として独特な色合いに仕上げている。
ノスタルジックな雰囲気が漂うようです。
5 PRO Neg. Hi
プロ用ネガフィルム「PRO160NH」がベース。
PRO Neg.Stdよりも諧調がやや硬く、屋外など凝ったライティングが出来ないシチュエーションでのポートレート撮影に適している。
フラットなライティング下でも適度な陰影が得られる。
6 PRO Neg. Std
プロ用ネガフィルム「PRO160NS」がベース。
諧調と肌色の柔らかさが特徴で、作りこまれたライティングでのポートレート撮影に適しています。
また、ニュートラルな諧調により、撮影後に画像加工を行う際にも最適なフィルムシミュレーション。
7 クラシックネガ
ネガフィルム「SUPERIA」をベースとしている。
メリハリのある諧調と、彩度を抑えつつも明部と暗部の色味を変えることで深みを増した色。ハイコントラストで立体的な表現が得られる。
8 ETERNA / シネマ
映画用フィルム「ETERNA」がベース。
特定の色が主張しすぎないように彩度はおさえめ、急な白飛びや黒つぶれを防ぐハイエストとディープシャドウの非常に柔らかい諧調により、 “シネマ・ルック “を実現している。
9 ETERNA ブリーチバイパス
動画用フィルムシミュレーションETERNAに、多くの映像作家に支持されている “銀残し “のフィルム現像効果を適用。
高コントラストでありつつも彩度は低く仕上げられた画は重厚感があり、ドラマチックな映像の撮影に適している。
10 ACROS
“世界最高の粒状性 ” と称賛されたモノクロフィルム「ACROS」がベース。
豊かなシャドウディテール、高精細なシャープネスに加え、高感度では粒状性が増し、モノクロフィルムのような質感が得られる。
11 モノクロ
モノクロ写真のモードです。通常のモノクロに加えて、コントラストを高める「イエロー(Ye)フィルター」「レッド(R)フィルター」、緑色を明るく・赤色を濃く表現する「グリーン(G)フィルター」を使ったように表現意図に合わせた画質調整が可能。
12 セピア
時間が経ち色あせた写真を再現したモード。レトロ感やノスタルジックな雰囲気を演出したい場合に適している。
カスタマイズの内容
今回のカスタマイズの内容は以下の通りです。
グレイン・エフェクト | 弱 |
カラークローム・エフェクト | 強 |
カラークローム・ブルー | 強 |
トーンカーブ ハイライト | +1 |
トーンカーブ シャドウ | +1 |
カラー | ±0 |
WBシフト | ±0 |
snapshot / スナップショット
location / ロケーション
▲国立新美術館の屋内でも撮影しました。
他、六本木界隈、新橋などで撮影しています。
camera & lens / カメラとレンズ
▲FUJIFILM X-S10
軽量コンパクトなので、スナップのお供に最適
▲標準ズームレンズ XF18-55mmF2.8-4 R OIS
小型軽量のX-S10ボディと相性が良い。
▲ピークデザインの脱着可能ストラップ。
小型カメラと相性がとても良いです。
長さ調整が楽なので、たすき掛け、首下げ、自由自在です。
gallery / ギャラリー
afterword / あとがき
クラシッククローム、やはりいいですね。
国立新美術館内で撮影している時は、ファインダー越しの世界が本当に素敵に見えてテンションが上がりました。
写真は光と言われますが、曇天の日をどう素敵に撮ろうかとよく考えますが、その打開策の一つがこの「クラシッククローム」にもなっています。
六本木でスナップしている時はちょっと陽が陰っている時間帯だったんですが、クロームで撮っていると雰囲気良く仕上がるんですよね。
最近の傾向として、「晴天のPROVIA」、「曇天のクラシック」という使い分けです。
では雨天は?
何でしょうね?雨天の昼間はあまり撮ってないなあ^^;
これからは雨天も積極的に出歩こう。
この度もご覧くださり、ありがとうございました。
▼X-S10のレビューを書きましたので、こちらもどうぞご覧ください。
▼12種類のフィルムシミュレーション作例です。こちらもどうぞご覧ください。
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