本記事では、2025年8月28日発売の「FUJIFILM X-E5」のレビューを掲載します。
先代「X-E4」は小型でとても取り回しの良いカメラでした。
「X-E5」は少し大きくなると共に様々な改良がなされ、より洗練された仕上がりとなっています。
両機を比較しつつ、スペック・外観・作例等、順に記載していきますので参考にしてもらえたら嬉しいです。
▲レビュー動画を公開しました。
あわせてご覧ください。
X-E5はどんなカメラ?

X-E5はFUJIFILM(富士フイルム)のミラーレス一眼カメラです。
APS-Cセンサーを採用しています。
FUJIFILMのAPS−Cセンサー搭載のカメラ(Xシリーズ)には、他にもいつくかのシリーズがありますが、X-Eシリーズは小型軽量に特化したモデルでした。
でした、と過去系なのは、本製品からは少し大型化され、X100シリーズと同程度の大きさになったためです。
このあたりの変化は後々また触れていきます。
スペック

X-E4と比較しながら、主なスペックを紹介します。
X-E5 | X-E4 | |
撮像素子(センサー) | 約4020万画素(X-Trans CMOS5) | 約2610万画素(X-Trans CMOS4) |
画像処理エンジン | X-Processor 5 | X-Processor 4 |
手ブレ補正 | 5軸中央7.0段、周辺6.0段 | なし |
フラッシュ | なし | なし |
動画性能 | 6.2K 30p、4K 60p | 4K 30p、Full HD 60p |
AF(オートフォーカス) | 被写体検出AF&瞳AF | 人瞳AF |
液晶モニター | 104万ドットチルトモニター | 162万ドットチルトモニター |
ファインダー | 0.39型 236万ドット | 0.39型 236万ドット |
フィルムシミュレーション | 全20モード | 全18モード |
防塵防滴 | なし | なし |
撮影可能枚数 | 310枚(ノーマルモード) | 460枚(ノーマルモード) |
寸法 | 124.9×72.9×33mm | 121.3×72.9×32.7mm |
質量 | 質量445g(バッテリー、SDカード含む) | 質量364g(バッテリー、SDカード含む) |
価格 | 本体のみ:約221,760円 レンズキット:253,440円 | 本体のみ:発売時約15万円 |

黄色表示が進化したところね。
順当に性能が上がっているように見えるわ。

そうだよね、センサーやエンジン以外にも
色々と進化が見えるよね。
でも、実はちょっと性能が落ちたところも、、。

赤色表示のところね。
液晶モニターや撮影可能枚数のあたりね。
じっくりと比較したいところだわ。

機能を盛り込んだ分、我慢しなきゃいけない
部分もあるみたいだね。
自分なりの優先順位を持って検討したいところだね。
外観




充電はUSB-Cです。




X-E5と同時に購入したレンズ
XF23mm F2.8 R WR をレンズキットで購入

質量:90g

23mm(換算35mm)はスナップで扱いやすい焦点距離。
このカメラの用途としては最適ですね。
そしてもう一本、下記のレンズがあればスナップ用セットの完成です。
▼こちら定番のXF35mm F1.4 R
換算53mmの明るい単焦点レンズです。

▼こちらは「Xマウントレンズ」のまとめ記事です。
参考までにご覧ください。

X-E5の良いところ3点
良い点① 4020万画素センサーと最新の画像処理エンジン

クラシカルな見た目とは異なり、中身は現時点のFUJIFILMの最新技術が詰め込まれています。
センサーは4020万画素、画像処理エンジンも最新のもので、快適な動作を実現。
どちらも「X-T5」と同じものが採用されいています。
・約4020万画素のイメージセンサー(X-Trans CMOS5 裏面照射型)
・画像処理エンジン XProcessor 5
高画素機なのでクロップの自由度が高く、1.4倍・2倍と画角を選択することができます。
単焦点レンズで運用する際、撮り方の選択肢が広がって便利です。
等倍:4020万画素
1.4倍:約2000万画素
2倍:約1000万画素
注)このようにクロップ(デジタルテレコン)倍率に応じて画素が低下します。
良い点② 洗練されたスタイル


まず目を引くのがアルミ削り出しの美しい軍艦部。
私のE5はブラックですが、シルバーの方がよりその美しさを実感できるかもしれません。
(私はブラック党なので、あえて黒を選択しています)
そしてファインダー部分の凸凹も最小限に抑えられ、より一体的な形状となっています。
X100Ⅵはこの部分が大きく出っ張った形状になっていたので、それに比べるとよりすっきりとした印象を受けます。
ストラップで下げてふらっと街歩きに出たくなる、そんなスタイルですね。
良い点③ 心地よいシャッターフィーリング

これは重要なポイントですが、X-E5のシャッターは結構好きな感じです。
重過ぎず軽すぎない、そんな小気味よいフィーリングと、安っぽさの無い音が気に入っています。
写真を撮る度、これから何千回と味わうフィーリングなので、ここの好みは重要ですよね。
カメラ選びの項目の中で、かなり大きなウエイトを占めてくるかと。
私はX-S20を2年ちょっと愛用してきたのですが、実はシャッター音については少し不満を持っていました。(ちょっと高音が強くて、安っぽさを感じる響きがあったんですよね、個人的意見ですが、、)
その点、X-E5のシャッター音には満足しています。
X-E5の改善して欲しいところ3点
改善してほしい点① 防塵防滴仕様を望む

「どこにでも持っていきたくなる」、X-E5はそんなカメラだと思います。
そして、そんなカメラだからこそ欲しかった「防塵防滴」仕様。
雨の日、海辺、もしくは運動会などの行事、ちょっと埃や水が気になるシーンは意外と多いもの。
防塵防滴仕様が万能では無いとは言え、このカメラには備わっていてほしかった性能です。
ちなみにX100Ⅵは防塵防滴に対応しています。
改善してほしい点② ストラップは好みが分かれるかも

X-E5に付属するのが、このロープタイプのストラップ。
私的にはこのストラップは使いにくいと感じました。
▲ロープ式のストラップは「ヨセミテストラップ」が本家でしょうか。


このカメラの付属ストラップには、このように首や方にあたる部分に合皮のカバーがついているのですが、これが意外と邪魔に感じました。
確かに、掛けた時の疲労や痛みを軽くするという意味では効果があるのですが、これによってロープ式の特徴である自由自在感が薄くなってしまっているかと。
ロープ式ストラップはくるっと縛ったり手に巻き付けたりと、色んな扱い方が出来るのですが、このカバーがあることで自由度が下がってしまっています。
せめてこれが取り外しできる構造であれば、、と思ってしまいます。
ということで、現在はX-S20に付属していた細いストラップ・ピークデザインのリーシュ、2つを使い比べてどちらかに落ち着こうかと考えています。

▲左が付属のロープタイプ、中央X-S20付属の合皮ストラップ、右がピークデザインのリーシュ
▲X-S20付属の純正ストラップ。別売りで購入できます。

▲こちらがピークデザイン「リーシュ」。
スライド、スライドライトよりも細く、使い勝手の良い製品です。
改善してほしい点③ やはりバッテリー持ちはイマイチ

これはわかっていたことなのですが、やっぱりバッテリーの減りは早く感じます。
私は以前、X-S10でこのバッテリーと長く付き合ってきました。
その当時も減りの速さは気になるところでしたね。
一方、X-S20を使うようになってからは、バッテリーが大容量のものに変わったので、減りの速さを気にする場面はほとんど無かったですね。
改善してほしい点に挙げてはみましたが、容量と重さはトレードオフの関係にあるので、ここは仕方がないものだとも思っています。
大容量化でカメラ自体が重くなるのなら、予備バッテリーを持ち運ぶ方が、スナップカメラとしては正解なのかもしませんね。
▲こちらが純正バッテリー。
X-E5で撮った作例(フィルムシミュレーション数種類)
静止画










レビュー動画
▲X-E5のレビュー動画です。あわせてご覧ください。
終わりに

FUJIFILMの新機種「X-E5」についてお話ししてきました。
「X-E4」が2021年2月に発売されてから約4年半でのモデルチェンジとなりました。
E4譲りの小型ボディーを継承していくのかと思っていましたが、X100系と同クラスのサイズとなりましたね。
とは言ってもスナップ用途では問題のないサイズ感で、むしろ小さなグリップがついてホールド感が良くなったのは進化とも言えるかもしれません。
スッキリとしたデザインの最新スナップシューター、きっとカメラを持ち出す機会も増えると思います。
▲ガラスフィルムは2枚セットの安価な製品を使用しています。
しっかりとした品質でした。
▼FUJIFILM Xマウントレンズのレビューまとめです。
レンズ選びの参考にご覧ください。

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