FUJIFILM X-S10 / ETERNA(エテルナ)でスナップ / photolog vol.39

ストリートスナップ
ストリートスナップphotolog/フォトログ
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スナップシューターFUJIFILM X-S10。
今回はフィルムシミュレーション「ETERNA」の作例です。
このフィルムシミュレーションは動画で使って行こうかと思っているのですが、まずは写真を撮って特徴を理解しておこうと思いました。
参考になれば嬉しく思います。

 

フィルムシミュレーション12種類

▼X-S10 フィルムシミュレーション12種のまとめ記事はこちら

FUJIFILM(フジフイルム)X-S10 フィルムシミュレーション全12種を使ってみた
本記事では、FUJIFILM X-S10に搭載されている12種類のフィルムシミュレーションを紹介します。数ヶ月かけて様々な場所で撮り歩いた作例です。それぞれのフィルムシミュレーションがどんなシーンにマッチするか、眺めながら想像してもらえたら嬉しいです。


X-S10のダイヤルを回すと、以下の順でフィルムシミュレーションが切り替わります。
今回は8番目のETERNAで撮った写真です。
 

●PROVIA / スタンダード
プロ用のリバーサルフィルムのスタンダードタイプ「フジクローム・プロビア」がベース。
多くの方が心地よく感じる色再現を追求し、風景から人物まで、あらゆる被写体に対応するオールマイティなフィルムシミュレーション。

●Velvia/ビビッド
特徴(FUJI抜粋):プロ用超高彩度リバーサルフィルム「フジクローム・ベルビア」がベース。スタンダードな「プロビア」に対し、風景写真家が期待する鮮やかでメリハリのあるイメージカラーが特徴。

●ASTIA/ソフト
ファッション・ポートレート撮影での使用を想定して設計されたリバーサルフィルム「フジクローム・アスティア」がベース。
ソフトで忠実な肌再現と鮮やかな青空や緑の両立を目指しており、扱いやすいフィルムシミュレーション。

●クラシッククローム
全体的に彩度は抑え気味、階調は硬め。青空にはマゼンタを加えずに他のフィルムシミュレーションとは異なる仕上がり。また、緑や赤など他の色も彩度と色相をコントロールし、全体として独特な色合いに仕上げている。
ノスタルジックな雰囲気が漂うようです。

●PRO Neg. Hi
プロ用ネガフィルム「PRO160NH」がベース。
PRO Neg.Stdよりも諧調がやや硬く、屋外など凝ったライティングが出来ないシチュエーションでのポートレート撮影に適している。
フラットなライティング下でも適度な陰影が得られる。

●PRO Neg. Std
プロ用ネガフィルム「PRO160NS」がベース。
諧調と肌色の柔らかさが特徴で、作りこまれたライティングでのポートレート撮影に適しています。
また、ニュートラルな諧調により、撮影後に画像加工を行う際にも最適なフィルムシミュレーション。

●クラシックネガ
ネガフィルム「SUPERIA」をベースとしている。
メリハリのある諧調と、彩度を抑えつつも明部と暗部の色味を変えることで深みを増した色。ハイコントラストで立体的な表現が得られる。

●ETERNA / シネマ
映画用フィルム「ETERNA」がベース。
特定の色が主張しすぎないように彩度はおさえめ、急な白飛びや黒つぶれを防ぐハイエストとディープシャドウの非常に柔らかい諧調により、 “シネマ・ルック “を実現している。

●ETERNA ブリーチバイパス
動画用フィルムシミュレーションETERNAに、多くの映像作家に支持されている “銀残し “のフィルム現像効果を適用。
高コントラストでありつつも彩度は低く仕上げられた画は重厚感があり、ドラマチックな映像の撮影に適している。

●ACROS
 “世界最高の粒状性 ” と称賛されたモノクロフィルム「ACROS」がベース。
豊かなシャドウディテール、高精細なシャープネスに加え、高感度では粒状性が増し、モノクロフィルムのような質感が得られる。

●モノクロ
モノクロ写真のモードです。通常のモノクロに加えて、コントラストを高める「イエロー(Ye)フィルター」「レッド(R)フィルター」、緑色を明るく・赤色を濃く表現する「グリーン(G)フィルター」を使ったように表現意図に合わせた画質調整が可能。

●セピア
時間が経ち色あせた写真を再現したモード。レトロ感やノスタルジックな雰囲気を演出したい場合に適している。

snapshot / スナップショット

 

青い空はこんな感じの色になります

 

白飛び、黒つぶれが少ないです

 

この彩度が低い感じも面白い

 

 

 

 

 

暗いところも潰れない印象

 

ブラックミストを付けたらこんな感じ
夜間撮影には強そうです

 

location / ロケーション

上越新幹線と秋葉原で撮影しました。
夜の2枚は新宿です。

 

gallery / ギャラリー

 

camera & lens / カメラとレンズ

▲FUJIFILM X-S10

 

▲標準ズームレンズ XF18-55mmF2.8-4 R OIS
小型軽量のX-S10ボディと相性の良い、小さな躯体が使いやすい。

 

▲ピークデザインの脱着可能ストラップ。
小型カメラと相性がとても良いです。

  

afterword / あとがき

スチルではあまり使わないかな〜と思っていたETERNAですが、これもいいものですね。
用途としては、硬質な印象の建物や構造物のある所での撮影にいいかな、とか、歴史のある場所なんかもマッチするのかな、とか、色々想像していました。
機会があれば使っていきたいです。

 

▼12種類のフィルムシミュレーション作例です。

FUJIFILM X-S10 / 「ASTIA」で春を切り取りました / photolog vol.43
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今回はフィルムシミュレーションの中でもベーシックな「PROVIA」の日常スナップです。日々の記録写真でも「記憶色」と言われるPROVIAで写すと特別な景色に変わる気がします。作例としてご覧いただけたらありがたいです。
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本記事では、X-S10のフィルムシミュレーションの作例を掲載しています。今回は彩度の高いVelviaを使用してのスナップです。PROVIAよりも一段と鮮やかな色彩をご覧ください。
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こんにちは。 FUJIFILM X-S10フィルムシュミレーション作例です。 クラシッククロームを使用して、趣のある建物内を撮影してきました。 ノスタルジックな雰囲気をご覧いただけたら嬉しいです。
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FUJIFILM X-S10 / ETERNA(エテルナ)でスナップ / photolog vol.39
スナップシューターFUJIFILM X-S10。今回はフィルムシミュレーション「エテルナ」の作例です。映画フィルムを再現した、低彩度・軟調な仕上がりで、雰囲気の良さを感じます。シャドウ部も潰れずに粘ってくれます。シネマ的な写真を残してみたくなります。
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X-S10 フィルムシミュレーション「ACROS」の作例です。モノクロの一種ですが、高精細なシャープネスとシャドウのディティールが得特徴です。陰影が際立つので、印象的な写りになります。
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FUJIFILM X-S10 フィルムシミュレーションのセピアでの作例です。昔流行った色合い「セピア色」、今使ってみると新鮮さを感じます。作例なのでノートリ・ノンレタッチの写真です。参考になれば嬉しいです。
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