FUJIFILM X-S10 / クラシックネガ「カスタム設定」でPOVストリート撮影 / photolog vol.50

ストリートスナップ
ストリートスナップphotolog/フォトログ
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こんにちは、smallworks(smallworks10)ご来訪ありがとうございます。

今回は、FUJIFILM X-S10を使用し、クラシックネガの設定をかなり強めにカスタマイズして、POV動画とストリートスナップの様子を掲載します。
動画と合わせてご覧いただけたらありがたいです。




▼POV撮影したスナップ動画はこちらです


フィルムシミュレーション12種類

X-S10のダイヤルを回すと、以下の順でフィルムシミュレーションが切り替わります。
今回は7番目の「クラシックネガ」で撮った写真です。
特色の説明は主にフジフィルムサイトから引用させていただいた文言です。
 

1 PROVIA / スタンダード
プロ用のリバーサルフィルムのスタンダードタイプ「フジクローム・プロビア」がベース。
多くの方が心地よく感じる色再現を追求し、風景から人物まで、あらゆる被写体に対応するオールマイティなフィルムシミュレーション。

2 Velvia/ビビッド
特徴(FUJI抜粋):プロ用超高彩度リバーサルフィルム「フジクローム・ベルビア」がベース。スタンダードな「プロビア」に対し、風景写真家が期待する鮮やかでメリハリのあるイメージカラーが特徴。

3 ASTIA/ソフト
ファッション・ポートレート撮影での使用を想定して設計されたリバーサルフィルム「フジクローム・アスティア」がベース。
ソフトで忠実な肌再現と鮮やかな青空や緑の両立を目指しており、扱いやすいフィルムシミュレーション。

4 クラシッククローム
全体的に彩度は抑え気味、階調は硬め。青空にはマゼンタを加えずに他のフィルムシミュレーションとは異なる仕上がり。また、緑や赤など他の色も彩度と色相をコントロールし、全体として独特な色合いに仕上げている。
ノスタルジックな雰囲気が漂うようです。

5 PRO Neg. Hi
プロ用ネガフィルム「PRO160NH」がベース。
PRO Neg.Stdよりも諧調がやや硬く、屋外など凝ったライティングが出来ないシチュエーションでのポートレート撮影に適している。
フラットなライティング下でも適度な陰影が得られる。

6 PRO Neg. Std
プロ用ネガフィルム「PRO160NS」がベース。
諧調と肌色の柔らかさが特徴で、作りこまれたライティングでのポートレート撮影に適しています。
また、ニュートラルな諧調により、撮影後に画像加工を行う際にも最適なフィルムシミュレーション。

7 クラシックネガ
ネガフィルム「SUPERIA」をベースとしている。
メリハリのある諧調と、彩度を抑えつつも明部と暗部の色味を変えることで深みを増した色。ハイコントラストで立体的な表現が得られる。

8 ETERNA / シネマ
映画用フィルム「ETERNA」がベース。
特定の色が主張しすぎないように彩度はおさえめ、急な白飛びや黒つぶれを防ぐハイエストとディープシャドウの非常に柔らかい諧調により、 “シネマ・ルック “を実現している。

9 ETERNA ブリーチバイパス
動画用フィルムシミュレーションETERNAに、多くの映像作家に支持されている “銀残し “のフィルム現像効果を適用。
高コントラストでありつつも彩度は低く仕上げられた画は重厚感があり、ドラマチックな映像の撮影に適している。

10 ACROS
 “世界最高の粒状性 ” と称賛されたモノクロフィルム「ACROS」がベース。
豊かなシャドウディテール、高精細なシャープネスに加え、高感度では粒状性が増し、モノクロフィルムのような質感が得られる。

11 モノクロ
モノクロ写真のモードです。通常のモノクロに加えて、コントラストを高める「イエロー(Ye)フィルター」「レッド(R)フィルター」、緑色を明るく・赤色を濃く表現する「グリーン(G)フィルター」を使ったように表現意図に合わせた画質調整が可能。

12 セピア
時間が経ち色あせた写真を再現したモード。レトロ感やノスタルジックな雰囲気を演出したい場合に適している。

カスタマイズの内容

今回のカスタマイズの内容は以下の通りです。

グレイン・エフェクト
カラークローム・エフェクト
カラークローム・ブルー
トーンカーブ ハイライト+2
トーンカーブ シャドウ+2
カラー−2
※トーンカーブ シャドウは、+の値が大きくなるにつれ、より暗部が暗くなるという仕様です



調整したのはこの6項目です。
グレインを強くすることにより、粒状感を出し、フィルム感を味わおうとしています。
トーンカーブはよりコントラストが高くなるよう、強めに調整。
カラーをマイナス方向に振って、少し彩度を落とした仕上げにしています。


 

snapshot / スナップショット

フィルム調の仕上がり

こういうレトロな被写体にはマッチした色合い




路地を撮っても良い雰囲気がでる

彩度を控えめにしたので、モノトーンに近い発色

赤と青は特徴のある発色ですね



花もちょっと独特な写り


青空はこんな色になる


空は白飛び、これもこのフィルムシュミレーションにはありがち



location / ロケーション

▲新潟市古町(ふるまち)を歩きました。

gallery / ギャラリー


camera & lens / カメラとレンズ

▲FUJIFILM X-S10 スナップの相棒

 

▲標準ズームレンズ XF18-55mmF2.8-4 R OIS
小型軽量のX-S10ボディと相性の良い、小さな躯体が使いやすい。
準広角から中望遠まで、スナップに最適。

 

▲ピークデザインの脱着可能ストラップ
小型カメラと相性がとても良い。
長さ調整が楽なので、たすき掛け、首下げと、自由自在。

  

  

afterword / あとがき

フィルムシミュレーションで選択した色味を、さらに細かくカスタマイズできるのがFUJIFILMの良いところですね。
おかげで撮影時に、完全な仕上がりの色味を見ながら撮ることができます。
今回は6項目のカスタマイズでしたが、もう少し調整できる項目があります。
自由度の高いカメラであり、スナップで沢山撮ることに向いているカメラだなと感じています。

もちろんさらにlightroomで色味を追い込むこともできるので、これぞという一枚はさらに調整を、それ以外のスナップは撮って出しで掲載、というようにメリハリをつけるのもいいです。

しばらくはこんな使い方で、さらに設定を追求してみたいと考えています。
次回は夜のスナップで、「エテルナ」を使用する予定です。

ご覧くださりありがとうございました。





▼以前投稿した、フィルムシミュレーション作例です。

FUJIFILM X-S10 / 「ASTIA」で春を切り取りました / photolog vol.43
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本記事では、X-S10のフィルムシミュレーションの作例を掲載しています。今回は彩度の高いVelviaを使用してのスナップです。PROVIAよりも一段と鮮やかな色彩をご覧ください。
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FUJIFILM X-S10 / 映画の「銀残し」ETERNA ブリーチバイパスの光と影 / photolog vol.40
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X-S10 フィルムシミュレーション「ACROS」の作例です。モノクロの一種ですが、高精細なシャープネスとシャドウのディティールが得特徴です。陰影が際立つので、印象的な写りになります。
FUJIFILM X-S10 / 「モノクロ」と「ACROS」を比較してみる / photolog vol.47
FUJIFILM X-S10 作例。同じ白黒でも違いが分かりづらい「モノクロ」と「ACROS」を、作例を通して比較します。結論から言うと、「ACROS」の方がコントラストが高く、くっきりと締まった感じがします。それでは作例を通して違いをご覧ください。
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FUJIFILM X-S10 フィルムシミュレーションのセピアでの作例です。昔流行った色合い「セピア色」、今使ってみると新鮮さを感じます。作例なのでノートリ・ノンレタッチの写真です。参考になれば嬉しいです。
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