こんにちは。
本ページを見ている方は、これから定常光を導入しよう、もしくはGodox製品に切り替えよう・追加しよう、と考えておられる方かと思います。
定常光は常に点灯してくれるので、写真撮影であれば仕上がりをイメージしながら撮影できるというメリットがあります。
また、動画撮影の場合は常に光が必要となるので、一瞬のフラッシュではなく定常光という選択になります。
本記事では、動画・写真撮影用の定常光「ML60Bi」について、特徴やメリットを順に記載していきます。
購入にあたっての参考になれば幸いです。
▼ライト等の他に、ゴドックスマウントのソフトボックス等も付属するセットです。
私はこちらを購入しました。
YouTube動画収録、ポートレート撮影にと大活躍してくれています。
▼こちらはソフトボックス等が付属しないものです。
ボーエンズマウントのソフトボックス等を使用する場合はこちらを購入しましょう。
定常光キーライト選定の思考過程
▲本ライトを購入するにあたって、ライバルとなるライトとじっくり比較検討しました。
どのように考えて「Godox ML60Bi」に決定したのか、参考までにご覧ください。
Godox ML60Bi とは
GODOX(ゴドックス)について
GODOXは中国の会社で、安価で安定した品質の撮影照明機材を取り扱っています。
一昔前の中国製品は「安かろう悪かろう」のイメージがつきまといましたが、最近の中国製品は本当に品質の高い製品が多いです。
このGODOXもその品質の高さから、エントリーユーザーのみならず、多くのプロフォトグラファーが使用しているので、安心して使用できます。
外観・付属品
ご覧の通り、このキットには沢山の付属品が同封されています。
※一部写真には写っていません。
・ライト本体 ML60bi
・リフレクター
・ハンドル
・リモコン
・NP-F970バッテリー × 2
・USBタイプC充電ケーブル × 2
・バッテリーボックス
・電源コード&アダプター
・専用キャリングケース
・ソフトボックス AD-S60S (直径60cm)
・ディフューザー
・グリッド
・ソフトボックス収納袋
・カラーフィルター ←私が購入した頃は付属されていませんでした。
ライト本体。
とても小さいです。
収納バッグはしっかりとした造り。
実際に現場でも使用できます。
バッテリーを取り付けるホルダー。
これをハンドルに取り付けて使用します。
ACケーブルで使用する際、このベルトを使用してアダプターをライトスタンドに固定します。
これも同封されているので安心ですね。
※ケーブルをまとめるマジックテープも入っていました。
主要スペック
▼主要な項目をまとめました。
サイズ | 14.5×8.8×8.8cm |
重量 | 770g |
色温度 | 2,800~6,500K |
演色評価数(CRI) | 96 |
照度 | 最大13,000lux@1m |
パワー | 60W |
マウント | ゴドックスマウント |
組み立て方・使い方
スタンドの先端にハンドルを取り付けます。
ハンドル上部にライト本体を取り付けます。
ネジを回して締め付けます。
ハンドル前面にバッテリー台とバッテリーを装着し、ケーブルでライトと繋ぎます。
右下の電源ボタンを押すと点灯します。
左側のダイヤルを回すと、色温度を変えることができます。
右側のダイヤルを回すと、光量を調節することができます。
10%から30%にして明るくなりました。
リフレクター・ソフトボックスの装着
まずはリフレクターをつけてみましょう。
ライト本体にカチャッとはめるだけで装着できます。
すっきりとした外観です。
つぎにソフトボックスをつけてみましょう。
アンブレラを展開します。
一般的な傘を開くのと同じ要領です。
リフレクターと同様、カチャッとはめるだけで装着できます。
次にディフューザーを取り付けてみましょう。
ソフトボックス内の縁はマジックテープになっています。
縁に沿って貼っていきます。
このようになります。
柔らかい光を作ることができるようになりました。
Godox ML60biの良いところ
バッテリー2本でケーブルレス運用が可能
ケーブルレスでフットワーク良く運用できる。
スタンドから外して、手持ちで照らすのにも便利。
バッテリーはSONY NP-F970 の中華版です。
USB-Cで接続して充電します。
インジケーターランプがあるので、残量を把握しやすいのも良いですね。
色温度調整が可能なバイカラーモデル
▲Godox 「ML60bi」 は色温度の調整(2800K〜6500K)が可能なモデルです。
例えばロケ先の室内が雰囲気のある照明だった場合、その色に近い色温度の照明でライティングする、そんな対応が可能となります。
▲一方、「ML60」という色温度5600K固定のモデルも存在します。
色温度調整以外の両者の大きな違いは「最大照度」です。
ML60bi : 10,100LUX@1m
ML60 : 13,000LUX@1m
およそ3,000LUXの違いがあります。
ML60biの10,100LUXを使用していて不足を感じることはありませんが、明るさを第一優先としたい方にはML60の選択もあるのかと思います。
ソフトボックスや専用バッグなど豊富な付属品
このセットの付属品の内容については前述したところです。
ライト以外にも必須と言ってもいい、「リフレクター」、「ソフトボックス」、「収納バッグ」などが最初から付属します。
▼唯一買い足しが必要となるのが「ライトスタンド」かと思われます。
▲Neewerのライトスタンドはとっても安価でおすすめです。
2本組なので他用途にも使い回しができます。
私自身、最初は2本も不要かと思ったのですが、続けていると色々と使い道が出てくるものです。
セットで揃えてしまいましょう。
ボーエンズマウントとGodoxマウントについて
一般的な照明のマウントは「ボーエンズマウント」という規格のものであり、この規格で多くのソフトボックス等の製品が製造されています。
一方、Godoxの照明は独自の「Godoxマウント」という規格が採用されており、「ボーエンズマウント」よりも一回り小型のマウントになっています。
よって、いままで一般的な照明機材で使用してきたボックス等を「ML60Bi」でそのまま使用することはできません。
▲ボーエンズマウントに対応したブラケットを使えば「ML60bi」にボーエンズマウント規格のボックスなどを装着することができます。
すでに他社の照明機材を保有している場合は、この辺りのマウントについて整理した上で、Godox製品を検討しましょう。
作例
主にポートレート撮影で使用しています。
一例としてご覧ください。
まとめ
定常光ビデオライト「Godox ML60Bi」について記載してきました。
いかがでしたでしょうか?
ライティングというと色んな用語が出てきて、少し敷居が高いように感じますよね。
私自身もしっかりと調べるまでは、なかなかとっつきにくく感じていました。
初めてのライトを購入するにあたっては、まず「ストロボ」にするか「ビデオライト(定常光)」にするかで迷いますよね。
それぞれ一長一短ですが、動画用の照明として考えているようであれば「ビデオライト(定常光)」一択になろうかと思います。
スチル用途メインとなると、ストロボの光量と利便性が勝る場面が多いかもしれません。
ご自身の使用用途をはっきりさせることがライト選びの第一歩となるので、じっくりと検討してみましょう。
この記事が、ビデオライトを選択しようかなと思われている方の参考になれば嬉しいです。
最後までご覧くださりありがとうございました。
▼ビデオライト(定常光)選びについて、ライバル製品と比較検討した記事です。
参考にしていただけたら嬉しいです。
▼こちらはクリップオンストロボ「Godox TT350」のレビュー記事です。
小型軽量でコスパの良いストロボです。
コメント